名古屋
2024年10月16日
距離短縮でさらに持ち味生きるエルナーニ「うさぎ座特別」(名古屋競馬)
10月16日(水)の名古屋競馬メイン第12レースは「うさぎ座特別」(B級1組、名古屋競馬場1500メートル)。
勝ち負けレベルの馬が多く激しいV争いが期待できそうだ。
転入初戦を圧巻ランで仕留めた◎4 エルナーニ(牡4、安部幸夫厩舎)を狙い撃ちしたい。軽めの調整で臨み、手探り面多かったと当地初戦ながら、勝負どころの3コーナー過ぎからエンジンがかかりだすと、豪快なまくり一撃。後方から上がり3ハロン37秒4とレース最速の脚で、前団が止まったように豪快に突き抜け、3馬身差の完勝劇で飾った。これまで主戦場は短距離。未知なる距離での勝利は、北海道4勝の能力のたまものでもあった。メンバーが強化された1組特別だが、ひと叩きして追い切りで好ラップをマークするなど、明らかに中間は上昇気配がうかがえる。200メートル短縮する1500メートルも戦歴から間違いなくプラス要因。好調ライバルは多いが2連勝に期待だ。
転入後、5戦4連対を誇る堅実駆けの○10 メイショウサキガケ(牡5、迫田清美厩舎)も高評価が必要。アタマ差辛勝だったが前走で待望の当地初勝利を挙げてムードが高まる上、脚質に自在性がある。1組特別でも勝ち負けが可能。
2走目の上積み魅力は▲2 イルデポート(牡3、瀬戸口悟厩舎)。転入初戦だった前走は初ダートながらしぶとい走りを見せて同条件で0秒7差5着と合格点の走り。コースや環境にクラス慣れも見込める2戦目。中央時に5度馬券貢献する地力から前進あっても後退はないと考えるのが自然だろう。
当地1500メートルは3戦3勝で、前走に続いて得意の距離になる△3 キーフェイス(牝8、竹下太厩舎)も馬券に欠かせない1頭。
(文/中部地方競馬記者クラブ)