兵庫
2024年10月18日
高知のイモータルスモークが重賞連勝狙う「兵庫ゴールドカップ」(園田競馬)
18日(金)の園田競馬メイン第11レースに「第8回兵庫ゴールドカップ」(3歳以上定量、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎3 イモータルスモーク(牡7、高知・田中守厩舎)は園田チャレンジカップでは逃げ馬の後ろに入る絶好の展開になって鋭く突き抜けた。今回は1230メートルになるが、序盤に行きたがる面を見せており距離短縮はプラスになりそう。今回も前回に続いて内枠を引き、内に逃げたいオヌシナニモノがいることから、その後ろに入れば前回と同じ展開が期待できる。
○8 エコロクラージュ(牡5、保利良平厩舎)は前走で初めて小牧太騎手とコンビを組んで、きっちりと勝利を収めた。発馬の課題が解消されたわけではなくゲート内の落ち着きに不安は残るが、気性的に1230メートルは合っている。うまく馬群をさばくことができれば勝機がありそうだ。
▲6 ヒメツルイチモンジ(牝4、新子雅司厩舎)は牡馬の一線級と当たると勝ち切れないが、前走は初めての1230メートルでも難なく対応できており、この距離なら重賞制覇のチャンスがありそうだ。イモータルスモークと同様にこちらも内枠をうまく生かしたい。
☆9 ベストマッチョ(セン11、川崎・佐々木仁厩舎)は昨年の2着馬。兵庫ではこれまで20年の兵庫ゴールドトロフィーJpnIII・2着を皮切りに、5度遠征して2着3回と惜敗続きだが、今回はこれまでに比べると手薄なメンバーで、重賞制覇の絶好のチャンスだ。11歳になっても大きな衰えはなく、まだまだ軽視できない。
△5 イナズマテーラー(セン6、藤川純厩舎)は今年に入ってから1230メートルにこだわり、6戦して2勝、2着2回と上々の成績を収めている。重賞のメンバーになると善戦止まりの印象もあるが、持ち前の先行力を発揮できれば一発を狙える。
△10 ロンドンテソーロ(牡8、佐賀・鮫島克也厩舎)は2走前の黒潮スプリンターズカップで2番人気に推されたが、高知の深い馬場に脚を取られて粘り切れなかった(8着)。その後はリフレッシュ休養を挟んだことで状態は回復している。先行力を生かせる園田の馬場は合いそうで、押さえておきたい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)