名古屋
2024年10月21日
ハッピーミークの軸堅「ダリア特別」(名古屋競馬)
10月21日(月)の名古屋競馬メイン第11レースは「ダリア特別」(A級2組、名古屋競馬場1500メートル)。
上位馬の評価差わずかで激戦ムードも、一戦ごとに着実に力をつけてきた◎4 ハッピーミーク(牝4、角田輝也厩舎)が軸馬に一番ふさわしい。昨秋、中央未勝利から転入。C級からコツコツと勝ち星を積み重ねて今春、待望のA級昇級。重賞挑戦では掲示板止まりだが、自己条件の特別戦では3戦2勝、2着1回とオール連対。地力アップした姿をアピールする。前走のA級1組では2着に終わったが、勝ち馬は17日の交流重賞・ゴールド争覇で2着に食い込んだインペリシャブルで仕方なし。先行策一辺倒から最近は控えて差すレースもこなし、自在性を身につけた成長力も見逃せない。最終追い切りで好ラップをマークしたように調整、仕上がりは十分。当地1500メートル戦は【6・0・0・2】と得意で連軸にぴったりだ。
ただ逆転候補は多い。叩き2走目の上積み魅力は○10 マンノライトニング(牡4、安部幸夫厩舎)。手探り面あった転入戦の前走はA・B級混合と手ごろな構成だったがサッと2番手につけ、難なく抜け出し絶好のスタートを決めたのは、中央1勝クラスで入着経験を持つ力の片りんだった。併せ馬の追い切りであっさり先着したようにひと叩き効果で中間ムードはアップ。逆転は五分。
勢い一番は2連勝中の▲8 エイシンメリダ(牝4、戸部尚実厩舎)。金沢ではB級で成績が頭打ちしたが、転入後のA級2戦をともに先行快勝劇。当地コースや環境にジャストフィットしたようだ。相手が強化される2組だが、三たび先行態勢を築ければ3連勝も可能。
△9 シーニッククルーズ(牡6、坂口義幸厩舎)はひと息入った臨戦で仕上がりポイントも底力があり軽視禁物。
(文/中部地方競馬記者クラブ)