兵庫
2024年10月25日
サイレンスタイムが重賞除外の無念を晴らす「日本酒で乾杯のまち多可町特別」(園田競馬)
25日(金)の園田競馬メイン第11レースに「日本酒で乾杯のまち多可町特別」(A1A2、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎3 サイレンスタイム(牡4、柏原誠路厩舎)はJRA2勝クラスからの転入でA2に編入されているが、転入初戦はA1との混合戦で強烈な末脚を発揮して勝利した。先週の兵庫ゴールドカップは除外になったが、重賞を目標にしていたこともあり乗り込みは入念。ハナを主張したい馬がそろっており、好位で脚をためて運ぶこの馬に展開が味方する。
○10 ヴァガボンド(牡6、橋本忠明厩舎)はJRAオープンからの転入初戦。テンの速さは傑出しており、ここでも逃げを打つだろう。小回りに対応できるかどうかなど課題はあるだろうが、ポテンシャルの高さをもってすればあっさり勝ってもおかしくない。
▲8 ドンフクリン(牡5、田中一巧厩舎)は前走サイレンスタイムに1秒1差離されたが、休み明けで仕上がり途上だったことを考えると、今回は差を詰めてきそうだ。手の内に入れている下原理騎手とのコンビに戻って見直したい。
☆4 キャッツライズ(牝4、寺地誠一厩舎)は同型のヴァガボンドとの先行争いになりそうだが、内枠を主張してハナを切れれば面白い1頭。前走はサイレンスタイムと0秒4差で大きく負けておらず、一発の可能性を秘める。
△5 グランドルチル(牡5、諏訪貴正厩舎)は22年11月のC3での3着から約2年間も5着以下がない堅実派。オープンに昇級した前走も中団からひと脚を使って4着に入った。今回も相当強力なメンバーがそろっているが、先行争いが激しくなるのは必至で、流れが向きそうだ。
△11 ルクスランページ(牡5、永島太郎厩舎)も先週の兵庫ゴールドカップで補欠1番手から繰り上がらずにここへ回ってきた1頭。ここではスピード面で劣るために前で競馬をするのは厳しそうだが、隣のヴァガボンドを目標にして前へ行くことができれば残り目がある。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)