兵庫
2024年10月29日
ホテルカリホルニアが復帰戦を飾る「大和なでしこ卵特別」(園田競馬)
29日(火)の園田競馬メイン第11レースに「大和なでしこ卵特別」(B1、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎4 ホテルカリホルニア(牡7、柏原誠路厩舎)は夏場に強いタイプではなく今年も4カ月半の休養を挟んで、今回が復帰戦になる。B1に降級しているが、このクラスでは5勝を挙げており、格上の存在といえる。まだ太め残りで道悪も歓迎ではなく条件は楽ではないが、今回は強敵が不在で地力を信頼する。
○1 レッツゴーローズ(牝4、保利良平厩舎)は30日に行われる兵庫クイーンカップを使わずに自己条件へ回ってきた。ゲート地点にたどり着くまでにテンションが上がることがあり、当日の落ち着き具合が鍵を握るが、休養を挟んだことで馬体は良化している。前走はテンの速いキャッツライズにハナを譲ったが、今回は逃げまで狙えそう。前残りを狙う。
▲2 チェリーロシアン(牡4、保利良次厩舎)の前走は重賞勝ち馬ダイジョバナイとの対戦で4着。軽快に逃げたダイジョバナイをピッタリと2番手でマークしていたが、最後は突き放されてしまった。本来はハナにはこだわらない馬で、自分のペースで走ることができれば上位争いになる。
☆3 ダイヤグラフ(牡4、飯田良弘厩舎)は昨年6月のJRA交流・市川特別で2着に入った実績がある。ゆったりとしたフォームで走る馬で長い距離の方が向いているかもしれないが、末脚はいいものを秘めている。
△6 シュアゲイト(牡7、長倉功厩舎)は23年大井のサンタアニタトロフィーで重賞を勝っている。転入初戦は調子を落としていた中でも先行して3着に食い込んでおり、状態が戻ればこのクラスで十分に通用する力がある。今回は3カ月半ぶりで転厩初戦になるが、底力を警戒したい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)