兵庫
2024年10月30日
ハクサンアマゾネスの連覇かスマイルミーシャのリベンジか「兵庫クイーンカップ」(園田競馬)
30日(水)の園田競馬メイン第11レースに「兵庫クイーンカップ」(3歳以上牝馬定量、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎1 ハクサンアマゾネス(牝7、金沢・加藤和義厩舎)は園田で3戦3勝。今年も兵庫サマークイーン賞を勝利して、ばんえいのオレノココロがもつ国内重賞最多勝の25勝にあと1まで迫っている。その後は読売レディス杯3着、秋桜賞2着と足踏みが続くが、夏場はあまり強いタイプではなく、これからの時季の方が本領発揮となる。今年もスマイルミーシャとの一騎打ちになりそうだが、好位に構えてレース巧者ぶりを見せるだろう。
○6 スマイルミーシャ(牝4、飯田良弘厩舎)は六甲盃で12着と思わぬ大敗を喫したが、園田金盃や兵庫女王盃JpnIIIなど一線級を相手に戦い続けてきた疲れが出ていたところだった。その後は北海道でリフレッシュ休養を挟んでメンタル面の改善を図っている。昨年はハクサンアマゾネスを捉えきれなかったが、今年はそのリベンジに燃えている。
▲4 マルグリッド(牝4、新子雅司厩舎)は長い距離の方が向いており、前走の1700メートルは少し忙しいと思われたが、前が淡々と流れたことで末脚が身上のこの馬に展開が向いた。この中間は状態面の良さが目を引き、今回の1870メートルはベストの条件。上位2頭に迫ることができるのはこの馬だろう。
☆7 ワラシベチョウジャ(牝3、笠松・笹野博司厩舎)は前走の西日本3歳優駿で初めて2000メートルを経験した。勝ったシンメデージーは別格だったが、先行して2着を確保できた点は収穫だった。「テンションの高い面があり輸送をクリアできるかどうか」と笹野博司調教師は話していたが、クリアできればしぶとく粘り込めそうだ。
△5 エントラップメント(牝4、盛本信春厩舎)は兵庫に転入してから4戦3勝。2走前は初めてのナイターで集中できずに大敗を喫したが、前走は重賞級の力を秘めるインベルシオンを封じている。単騎逃げがかなえば台風の目になりそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)