金沢
2024年11月18日
好調な3歳馬が集結「金沢競馬C1プレミアム」(金沢競馬)
日、月、火曜日の3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。18日(月)に注目したいのは第11レースで争われる「金沢競馬C1プレミアム」(C1特選、金沢競馬場1500メートル)で、古馬相手に好走を続けている3歳馬が顔をそろえた激戦必至の好カードになっています。
どの馬を軸にするのか悩ましいですが、決め手の違いを見せて2連勝中の◎5 アイランドピーク(牡3、宗綱泰彦厩舎)を推奨します。今夏に中央未勝利から移籍してきて転入2戦目までは夏負けもあって勝ち切れないレースが続いていましたが、2走前のC1級十四組(1500メートル)で逃げた馬を4コーナーでかわして直線先頭へ抜け出すと後続を5馬身突き放して待望の初白星を飾りました。前走のC1級十組(1400メートル)でも4コーナーひとまくりで直線先頭に立って後続を4馬身突き放す強い勝ちっぷりで、気温が下がるとともに調子を上げています。今回も先手争いが激しくなりそうなだけに、勝負どころから一気に追い上げるレースができれば、好調馬ぞろいでも連勝が伸ばせそうです。
○6 スプランドゥール(牡3、中川雅之厩舎)も今夏に中央未勝利から移籍してきて、転入初戦の3歳B特選(1500メートル)は8着と苦戦しましたが、その後は古馬相手に3連勝を飾って上昇軌道に乗っています。特に前走のC1級十七組(1500メートル)はスタートで大きく躓く不利がありながらも、4コーナー手前で先頭に立って後続を6馬身引き離した勝ちっぷりには驚かされました。1分35秒3の勝ち時計も優秀で、今回も早めに先頭へ立って引き離し、4コーナーを先頭で回ることができれば、後続の追い上げを振り切ってしまいそうです。
▲3 ベストリターナー(セン3、中川雅之厩舎)も中央未勝利からの移籍馬で、転入から4戦負けなしの快進撃が続いています。520キロ台の大型馬ですがゲートを出てからのスタートダッシュは速く、パワフルなスピードを見せています。ここまですべて逃げ切りでの勝利で先手を奪えなかった時の不安はありますが、ここもスタートダッシュを決めて先手を主張できれば際どい勝負に持ち込めそうです。
△1 ハクサンマロン(牝3、堀場裕充厩舎)も中央未勝利から金沢入りしてから4戦連続連対中と底を見せていません。前走のC1級六組(1400メートル)は後続を大きく引き離して逃げながらゴールで勝ち馬に並ばれてアタマ差2着でしたが、負けて強しの内容でした。厳しい先手争いを制することができれば、今回も連絡みできるかもしれません。
△8 ヒメナデシコ(牝4、井樋一也厩舎)は中央1勝クラスからの移籍馬で、芝2000メートルの3歳新馬戦でデビュー勝ちを飾っている好素材。これまで芝コースでのレース経験しかなく、初めてのダートがポイントになりますが、金沢C1級なら実績上位の存在だけに警戒は必要です。
(文/中部地方競馬記者クラブ)