笠松
2024年11月18日
アイファーダイオウ軸も混戦「オオモミジ特別」(笠松競馬)
11月18日(月)の笠松競馬メイン第11レースは「オオモミジ特別」(A級2組、笠松競馬場1600メートル)。
7頭立ての少頭数ながら勝ち負けレベルの馬ばかりで混戦模様だ。勝ちみは遅いものの高く安定した先行力の持ち主◎4 アイファーダイオウ(牡4、加藤幸保厩舎)が軸馬にふさわしそうだ。2走前こそ久々に崩れたが、A級昇級後も3、2、1、8、3着とコンスタントに勝ち負けする。距離や相手、ペースを問わず安定した先行力を発揮でき、堅実駆けには定評がある。1600メートルは【2・3・0・3】と得意。コンビ相性【6・9・3・6】を誇る岡部誠騎手が引き続き騎乗するのも心強い限りだ。
久々の地元戦でファンの期待に応えたいのが○7 ワラシベチョウジャ(牝3、笹野博司厩舎)。新馬戦から無傷の5連勝でネクストスター笠松(23年10月)を快勝で仕留めた、ご存じ笠松の2歳チャンプ。その後は難敵相手の遠征重賞なども多く今年未勝利も、6月の笠松・クイーンカップや9月の金沢・西日本3歳優駿での2着確保は能力の証し。4走ぶりの笠松戦で健在ぶりをアピールしたい。
転入馬▲5 ジュビリーヘッド(牡7、森山英雄厩舎)の取捨もポイントになりそうだ。中央5勝馬で、昨年6月の函館スプリントステークスGIIIでの銀メダル獲得なども光り輝く、断然のキャリア馬。復帰した今春からは成績いまいちで手探り面多い初のダート戦でもあるが、一杯に追われた好追い切り消化から臨戦態勢は整ったムード。あっさり力でねじ伏せていい。
穴は△2 ナリタブレード(牡7、森山英雄厩舎)。メンバー構成を見ると逃げ・先行タイプが多く、ペースは比較的流れる可能性が高い。差し届かないレースが続く近況も久々の差し一撃には警戒だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)