名古屋
2024年11月22日
A級2走目エルナーニが反撃狙う「稲沢特別」(名古屋競馬)
11月22日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「稲沢特別」(A級4組、名古屋競馬場1700メートル)。
昇級戦の前走で連勝が止まった◎1 エルナーニ(牡4、安部幸夫厩舎)が仕切り直しの一戦だ。前走3着はA級の力の壁というよりも、展開負けと言えるのではないか。前団でスムーズに運んだ勝ち馬ら先行勢に対し、後方から外々を回って終始ロスある競馬では、まくり届かずは必然だった。それでも0秒4差と大きく負けておらず、見せ場を作ったのは能力の一端。スタートの甘さは相変わらずも、クラス慣れが見込めるA級・2戦目。連闘組が大半のメンバー構成の中、しっかり追い切り、調整十分で臨めるのは好材料。今度こそ、自慢の決め脚で突き抜けてみせる。
相手有力は堅実差しに定評がある○9 サノプリ(牝5、竹下直人厩舎)。勝ちみは遅いもののA級再昇級後、2、3、4、2着とコンスタントに好勝負を演じる。前走2着はクビ差惜敗と勝ちに等しい好内容。高評価が欠かせない。
メンバーを見渡すと人気どころをはじめ、差しタイプが大半。流れは▲11 コーリンバニラ(牝7、角田輝也厩舎)に向く。前走は約4カ月ぶりの休養明け初戦もあって、しんがり12着に終わったが、今回は同タイプの逃げ馬が見当たらず、マイペースの逃げが濃厚。すいすい駆ければ粘り込みへ。
同様に先行馬△10 ジュレップスター(牝4、井上哲厩舎)は前走が大きく負けておらず連対なら。
(文/中部地方競馬記者クラブ)