笠松
2024年11月28日
前走の勝ち馬不在でサウンドノバ「恵那峡温泉特別」(笠松競馬)
11月28日(木)の笠松競馬メイン第12レースは「恵那峡温泉特別」(A級3組、笠松競馬場1400メートル)。
激戦Vバトルも、伸びゆく3歳勢2頭を上位視するのがベター。格付け後、A級戦や重賞では勝ち切れていないが、地力上位の◎5 サウンドノバ(牡3、森山英雄厩舎)から狙いたい。東海の3歳三冠戦線ラストの8月・岐阜金賞。三冠を成し遂げたフークピグマリオンに直線で冷や汗をかかせ、ハナ差2着まで迫った好素材である。その後のB級戦(2組・8月)は力でねじ伏せたが、重賞・オータムカップは8着、続くA級3戦は2、6、2着に留まり、勝ち切れていない。ただ、前走の3組特別の勝ち馬は今秋中央2勝クラスから転入した実力派。反応よく先に抜け出されて振り切られたが、末脚を伸ばし続け、ゴールでの勢いはむしろ勝る1馬身差2着だった。本質的に1400メートル戦は忙しい印象もあるが、【2・1・1・1】とこなせない訳ではない。前走の勝ち馬が抜けた同条件。最先着を果たした強みがある。8月以来、久々の勝ち星ゲットと行くか。
一方、近走の勢いは断然○1 キスリング(牝3、田口輝彦厩舎)。復帰初戦の岐阜金賞は6着に終わったが、その後4戦3勝。夏場の休養効果で決め脚がアップした。近2走は前々のソツのない運びで2連勝を飾るようにレースも上手くなった。前走から1ハロン短縮した1400メートル戦も好成績を残し、V五分。
出走取消明けだが、▲10 カズピレウス(牡4、笹野博司厩舎)は差もわずか。前走のA級3組特別4着で当地での連続連対が7でストップしたが、高い能力の持ち主。直前追い切りの気配から臨戦態勢は整った。流れに乗って運べれば打倒3歳勢が可能。
前走のシンガリ敗退はレベルの高い中央交流戦と敗因分析できる△9 マルヨニキーヤ(牝5、柴田高志厩舎)。条件緩和で反撃に注意が必要したい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)