兵庫
2024年11月28日
混戦をホテルカリホルニアが断つ「神河町カーミン特別」(園田競馬)
28日(木)の園田競馬メイン第11レースに「神河町カーミン特別」(A2B1、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎3 ホテルカリホルニア(牡7、柏原誠路厩舎)は4カ月半ぶりの前走を差し切ってB1で力の違いを示した。太め残りだった前走に比べると今回はいくらか絞れていそうで、状態面も上向いている。A2では昨年6月以来勝利がないが、今回は抜けた馬が不在で、この馬の決め手を信頼したい。
○4 アントラシート(牡5、保利良平厩舎)の前走は同厩舎の軽量馬に逃げ切られてしまったが、ゴール前の末脚は際立っており2着を死守した。発馬で遅れてしまう面はなかなか改善されないが、ここのメンバーでは地力上位。フルゲートでペースが速くなることも味方するだろう。
▲5 ディアタイザン(牡7、碇清次郎厩舎)は20年の兵庫ダービー馬だが、22年6月以降勝利がなく、今回のクラス編成でA2に降級した。4カ月半ぶりの前走は馬体が減って粘りを欠いてしまったが、今回は叩き2走目で状態は上向いている。従来通りに逃げを打てそうで、復活を期待したい。
☆1 プレジールミノル(牡6、松平幸秀厩舎)は転入初戦では1230メートルで4着だったが、大外枠から発馬が決まらず、道中も外を回らされるロスが響いた。今回は一転して最内枠を引いてうまく立ち回れば見直すことができる。
△7 ヤマニンリジッド(牡4、松平幸秀厩舎)は追い込み勝負。A2との混合で一気に相手が強化されたが、力の差はそこまで大きくない。展開ひとつで好勝負になる。
△10 ブルレスカ(牝6、松浦聡志厩舎)は1870メートルの兵庫クイーンカップで3着に好走したが、本質的には短い距離の方が向いている。牡馬混合でも侮れない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)