名古屋
2024年11月01日
遠征帰りマッドルーレットを狙う「シトリンオープン」(名古屋競馬)
11月1日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「シトリンオープン」(A級1a組、名古屋競馬場1700メートル)。
地元に帰って◎10 マッドルーレット(牡6、川西毅厩舎)が反攻だ。今秋、ハイレベルな南関東A1から移籍してきた実績派は、転入初戦の9月・A級1組特別でいきなり強烈にアピールした。サッと好位3番手を取って流れに乗り、直線でエンジンがかかると上がり3ハロン36秒6の鋭い決め脚で一蹴。時計の出やすい馬場状況だったとはいえ、1分32秒7(1500メートル)の高速タイムを叩き出してみせた。まさに難敵ぞろいの南関東で10勝を積み上げた力の証しだった。前走の園田・姫山菊花賞はもまれる競馬で道中の競走リズムが悪く8着も、他地区の強豪相手では仕方なし。最終追い切りでは素軽いフットワークで好ラップをマークするなどデキ落ちはない。もまれる心配がなく、スムーズな運びが可能な外の7枠スタートも願ったり。素早く巻き返してみせる。
実力派の○8 ファルコンウィング(牡7、今津博之厩舎)も有力なV候補。復帰初戦だった8月の昇竜戦こそ失速したが、その後のA級特別では2、3着と好勝負を演じる。前走の昇竜戦3着は道中掛かったロスがラストの末脚に影響した0秒1差とも分析できる。こちらもスムーズな競馬で健在ぶりを発揮したい。
復帰後のA級1組特別で2、1着と連続好走する▲6 ハディア(牡7、今津博之厩舎)も高評価が欠かせない。ともに先行態勢に持ち込めた展開利もあったが、前走は当地初の2100メートルの長丁場を克服。力が備わっていなければ押し切れない芸当。ここも主導権を握りたい。
穴は△2 アイスマン(牡6、迫田清美厩舎)。ブリンカーを装着した近2走を連勝。前走のA級1組優勝時より相手が強化されたここでも走ればもう本物だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)