笠松
2024年11月07日
休み明けでも笠松巧者セイルオンセイラー「東海クラウン」(笠松競馬)
11月7日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「東海クラウン」(オープン、笠松競馬場1400メートル)。
来月12日の笠松グランプリへの優先出走権が与えらえるトライアルの準重賞。ハイレベルなV争いが期待できそうだが、中心は笠松巧者の名古屋◎4 セイルオンセイラー(セン5、塚田隆男厩舎)だ。転入後、地元名古屋では成績ひと息だったが、笠松出張戦に矛先を向けた途端に一気にブレイク。1月ウインター争覇で重賞ウイナーに仲間入りすると、4月飛山濃水杯で重賞2勝目を達成。そして前走の8月くろゆり賞では地方全国交流重賞ゲットにも成功した。馬場が軽く、直線の短い笠松コースが持ち前の高い先行力にジャストフィットした。ポイントは夏休み後の復帰戦で、3カ月ぶりの実戦。当然目標は先で、仕上がり途上面は否めないところ。しかし追い切りでは素軽い動きを見せ、まずまず臨戦態勢は整ったムード。何より同じ東海勢との一戦。重賞V3の力とプライドの走りで絶好発進を決めたい。
強敵は7月のサマーカップでセイルオンセイラーを半馬身交わして重賞初制覇を成し遂げた○7 エイシンヌウシペツ(牝5、笹野博司厩舎)。今春復帰後は重賞4戦で【1・1・1・1】と確実に力を蓄えている。しかも当地1400メートル戦は【7・1・1・3】と絶好の舞台。再度の逆転劇をうかがう。
堅実駆けに定評のある▲8 イイネイイネイイネ(牡5、田口輝彦厩舎)は馬券に欠かせない。4月のA級3組特別から目下8戦連続で馬券貢献中とクラス上位の安定勢力。1400メートル戦の方が近況は走りがよく、ここも高評価が必要。
穴は△2 メルト(牡5、角田輝也厩舎)。前回の地元・ゴールド争覇をフレグモーネで取り消し、アクシデント明け。ただレベルの高い名古屋記念を連覇した実績派。直線の長い地元コースの方が得意とするが、速い流れになれば破壊力ある末脚が爆発だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)