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好調うかがえるエスタボニートが中心「紅葉特別」（名古屋競馬）

11月12日（火）の名古屋競馬メイン第11レースは「紅葉特別」（A級6組、名古屋競馬場1500メートル）。

上位馬の評価差わずかで激戦Vバトル。しかし中心は転入後、9戦8連対を飾る好素材◎1 エスタボニート（牡3、今津博之厩舎）だ。高く安定した先行力がセールスポイントで、一般格付け後の2走もB級2組、A級5組ともに一発回答でクリアしたフレッシュ3歳馬。転入した6月からコンスタントに使われているが、調教、追い切りで依然軽快な動きを見せて好調を維持する。敢えて不安要素を探せば当地唯一の連対を外した3走前（3歳特別・4着）と同じ最内1枠スタート。その時は内でもまれる競馬で競走リズムがひと息で、力をフルに発揮できず消火不良に終わった。

もちろん逆転候補は多い。直線勝負に持ち込みたいのが○4 アルティメットサガ（牡4、榎屋充厩舎）、▲7 エナジーロマネスク（牝3、坂口義幸厩舎）の差しタイプ。アルティメットサガは今秋復帰後の2走ともに好勝負し、力のあるところを披露する。展開に左右されやすく突き抜け切れないが、1500メートル戦は【6・1・3・5】の得意の舞台だ。一方、エナジーロマネスクは7月の3歳準重賞（けやき杯）で連対した実力派。A級昇級後は掲示板止まりだが、慣れが見込めるクラス3走目でもある。もちろん勝ち負けだ。

△10 コーリンバニラ（牝7、角田輝也厩舎）はいきなり警戒が必要。4カ月ぶりの実戦復帰で追い切り気配から仕上がり途上面は否めない。ただ今年4月に半年ぶりの休養明けをあっさり押し切ったようにポン駆けが利く気性。流れに乗ってレースを運べればいきなり粘り込みがあっても驚けない。