金沢
2024年11月12日
イサムサンカが今度こそ決める「うらら白山人秋祭どんじゃら市特別」(金沢競馬)
日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。12日(火)のメインカードは最終第12レースの「うらら白山人秋祭どんじゃら市特別」(A2級一組、金沢競馬場1700メートル)で、昨年11月に金沢入りしてからまだ馬券絡みを外したことがないイサムサンカが初の1700メートルに挑みます。
◎3 イサムサンカ(牡4、佐藤茂厩舎)はA級入りしてから連続2着と勝ち切れないレースが続いていますが、前走のA2級二組(1400メートル)でも逃げ切ったマリンデュンデュンを2番手から追走して食い下がっており、直線に入っても脚色は鈍ることがありませんでした。引き続き追い切りでは直線を重点的に追われていい伸び脚を見せており、変わらず好調はキープできています。1700メートル戦に距離は延びますが、中央未勝利時にはダートの1600〜1700メートル戦を使われていたことから、こなせない距離ではありません。持ち前の先行スピードで押し切るだけでなく、末脚を生かしてレース終盤に追い上げることができれば、今後さらにクラスが上がっても通用する存在になりそうです。
○2 タイサイ(牡8、堀場裕充厩舎)は前走のA1級一組(1700メートル)で好スタートを決めて逃げたものの、勝ったテトラルキアに終始マークされる厳しい展開になり、4コーナー手前で交わされると後退して4着に敗れました。10月に戦列復帰してから連絡みできないレースが続いていますが、徐々に追い切り時計は上向いてきています。1700メートル戦は7月末に行われた準重賞の金沢城鼠多門賞で後続を5馬身引き離して圧逃しており、自分のペースで気分良く逃げることができれば、一変しても不思議ではありません。
▲6 ウインコマチ(牝4、中川雅之厩舎)も7月初旬に行われた準重賞の金沢クイーン賞以降は掲示板確保が一杯のレースが続いていましたが、前走のA2級一組(1700メートル)で接戦の3着争いを制して復調の兆しを見せました。夏場に休養を挟んだことで走るごとにレースぶりが良くなってきており、発馬さえ問題なければ今回も上位争いには加わってきそうです。
△5 アイアムレジェンド(牡8、佐藤茂厩舎)は前走のA2級一組でウインコマチにゴール手前で競り負けて4着でしたが、転入当初に比べて直線で踏ん張れるようになっています。今回中島龍也騎手が騎乗することで積極的なレースを試みることができれば、スランプ脱出のきっかけがつかめるかもしれません。
△7 ルパルテール(牝5、菅原欣也厩舎)は北海道からの転入馬で、中央在籍時には門別と盛岡のJRA交流戦を勝ち上がって中央2勝クラスまで上り詰めています。門別では1000〜1200メートルの短距離を中心に使われて追走いっぱいのレースが続いていますが、追い切りの動きは悪くなく、金沢の1700メートル戦なら変わり身があるかもしれません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)