名古屋
2024年11月13日
ボイラーメーカーの先行押し切りなるか「名古屋CC ディアナ賞」(名古屋競馬)
11月13日(水)の名古屋競馬メイン第11レースはJRA交流「名古屋CC ディアナ賞」(A級3組・中央1勝クラス、名古屋競馬場1500メートル)。
1勝クラスの交流競走は中央勢優位の流れが続くが、地元勢には重賞V5馬に、力を蓄える上昇勢力がスタンバイ。一筋縄ではいかないムードが漂うが、中心視したのは地方コースがフィットするJRA勢の◎9 ボイラーメーカー(牡3、栗東・新谷功一厩舎)。未勝利卒業まで7戦を要したが、新馬デビューから2戦連続馬券貢献したセンス馬。高い先行力がセールスポイントだ。2走前の初勝利が地方遠征の北海道で飾ったように小回りコース適性が高い。ひと息入っていた前走をひと叩きし、坂路追い切りで4ハロン51秒4の好時計をマークするなど上り調子。スタートを決めて先行態勢を築けば押し切りへ。
コース経験がアドバンテージなるのは○1 トモジャオッシュ(牡3、栗東・大根田裕之厩舎)。2走前の名古屋遠征で2馬身半差の先行快勝劇で待望の初勝利を挙げている。こちらも地方適性十分でVへ肉薄。
地元勢ではご存じ重賞5勝馬▲2 ブンブンマル(牡6、川西毅厩舎)に注目。例年夏休みをとり、休養明け初戦を迎えたが、元来休み明けを苦にしない気性。追い切りの動きは仕上がり途上面も感じられるがやはり軽視はできない。
一方、順調に使われる強みがあるのは△7 ゼントユウイ(牡5、塚田隆男厩舎)。近走のA級3戦すべてで馬券貢献。しかも2走前が同条件の中央交流戦で鋭く突っ込んだもの。注文通り、流れに乗った走りができれば大仕事も可能。
(文/中部地方競馬記者クラブ)