名古屋
2024年11月14日
ハディアが持ち前の先行力生かす「トパーズ特別」(名古屋競馬)
11月14日(木)の名古屋競馬メイン第12レースは「トパーズ特別」(A級2組、名古屋競馬場1700メートル)。
絶対主役不在も勝ち負けレベルの馬がほとんど。流れと展開がポイントになる混戦だが、相手、距離を問わず高く安定した先行力を発揮する◎5 ハディア(牡7、今津博之厩舎)が軸馬に一番ふさわしい。今秋復帰後のオープン3走はすべて距離は違うが、2、1、3着と決まって勝ち負けを演じる。一度好調モードに突入すると好走が続くタイプ。最終追い切りも動いて依然として気配上々。先行タイプよりも差し馬ぞろいのメンバー構成でもある。ここも持ち前の先行力が生きてくる。
息の長い末脚自慢の○2 キージュピター(牡5、川西毅厩舎)も有力なV候補。前走は伸び切れず6着に留まったがスローな流れで先行勢に向いた上がりの競馬では仕方なし。内の2枠スタートだがうまくさばいて直線の差し勝負に持ち込みたい。
同様に▲4 セイヴァリアント(牡8、安部幸夫厩舎)も差し脚の鋭さに定評がある。スタートが甘く後方からの競馬を余儀なくされるが、復帰戦9着も道中外を回って勢いよく上昇し、見せ場を作っていた。ひと叩きされた効果が望める休養明け2戦目。変わり身があっても驚けない。
本質的に1700メートル戦より1500メートル戦で好成績の△9 アイスマン(牡6、迫田清美厩舎)だが、不発に終わった前走はプラス9キロの馬体増が影響したようだ。中間は追い切りを強化。シェイプアップが成功できれば素早い巻き返しがありそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)