岩手
2024年11月17日
岩手で血が騒ぐミラクルヴォイス「南部駒賞」(水沢競馬)
17日(日)の水沢競馬メイン第12レースは地方全国交流「第51回南部駒賞」(2歳、水沢競馬場1600メートル)。
◎8 ミラクルヴォイス(牡、北海道・佐久間雅貴厩舎)はネクストスター門別を快勝。上がり37秒3の驚異的な末脚で勝利をもぎ取りました。スタートが課題でしたが、解消傾向。目下2連勝と決め手が冴え渡っています。母ミラクルフラワーは一條記念みちのく大賞典を含めて岩手10勝(ほかに北海道3勝)の強豪牝馬。母が活躍した舞台で重賞2連勝に王手をかけました。
○7 カセノタイガー(牡、北海道・角川秀樹厩舎)は8戦2勝、2着4回、JBC2歳優駿JpnIII・4着。デビュー2戦目から毎回メンバー最速の上がりを披露。小回り対応がネックですが、破壊力抜群。早めスパートに徹し、逆転首位まで十分。
▲5 ナンパセン(牡、北海道・田中淳司厩舎)は好、凡走の落差が激しい中、6戦3勝。前走・サンライズカップは7着大敗でしたが、内に包まれて戦意を喪失した印象。揉まれない競馬ができれば直線渋太く伸びてきます。今回は手ごろな枠順を引き当て反撃必至。
△2 バリウィール(牡、北海道・小国博行厩舎)は先行力と粘りを身上とし、6戦3勝、2着2回。馬券対象から外れたのは、4走前の4着のみと抜群の安定感を誇っています。有力馬に差しタイプが多く、展開有利は明らか。絶好枠からアッサリまで。
△3 スティールブライト(牝、北海道・角川秀樹厩舎)は牝馬の地方全国交流・プリンセスカップ2着。直線半ばで先頭に立ち、クビ差で惜敗しました。遠征2度目も心強い材料です。
△4 ステラビアンカ(牡、北海道・田中淳司厩舎)は3戦2勝。キャリアが浅く、伸びしろが不気味。
(文/松尾康司)