兵庫
2024年11月20日
ルクスランページが総合力でリード「吉川温泉よかたん特別」(園田競馬)
20日(水)の園田競馬メイン第11レースに「吉川温泉よかたん特別」(AB、園田競馬場820メートル)が行われる。
◎9 ルクスランページ(牡5、永島太郎厩舎)は820メートルでは未勝利だが、今年の園田FCスプリントで3着に好走し、前走は兵庫ゴールドカップを除外になったハイレベルな馬が集結した一戦でも3着に入った。テンの速さという点では他馬より劣るが、これまで戦ってきた馬と比べると今回は地力で上回る。外枠から末脚を伸ばす。
○3 スマートメイス(牡7、有馬澄男厩舎)は今回と同じ条件で行われた4走前に好位から鋭く突き抜けて勝利している。園田FCスプリントは除外になったが、続く自己条件の820メートル戦でも矢のような伸びを見せて勝利しており、ワンターンでの信頼度は非常に高い。今回は内寄りの枠になったが、うまくさばければ逆転まで狙える。
▲4 ゴールドボンド(牡4、保利良平厩舎)は今年1月の姫路800メートル戦で素質が開花すると、その後はワンターンに特化して7戦5勝と活躍している。一線級のメンバーがそろった前走の1230メートルではさすがに見せ場が無かったが、今回は得意条件に戻る。54キロは恵まれた印象で、持ち味の先行力を発揮できそうだ。
☆2 ヘイスト(牡4、森澤友貴厩舎)は外枠に入った時に好走することが多く、前走の内枠は不利かと思われたが、向正面から一気に動いて押し切っており、調子の良さが光った。A級との混合は初めてになるが、目下の充実ぶりなら通用して良さそうだ。
△1 ヴァガボンド(牡6、橋本忠明厩舎)は転入初戦が10着で案外だったが、初めてのナイター競馬や、1230メートルで外枠を引いてしまってスムーズに先行できなかったことが響いたか。中央の短距離オープンで活躍してきた実績を考えるとまだ見限れない。
△10 ケンジーフェイス(牡6、中塚猛厩舎)は夏休み明けで挑んだ前走の兵庫ゴールドカップは8着だったが、今年は猛暑が長引いてまだ本調子とはいえない状態だった。気温が下がってきたことや1度叩いたことで気配は上向いており、末脚を警戒しておきたい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)