笠松
2024年11月27日
ニホンピロペリーを筆頭にハイレベル「下呂温泉特別」(笠松競馬)
11月27日(水)の笠松競馬メイン第11レースは、「下呂温泉特別」(B級1組、笠松競馬場1400メートル)。
A級候補生が集まったハイレベルな見逃せない好カードだ。近2走の豪快な勝利から◎5 ニホンピロペリー(牡5、川嶋弘吉厩舎)に一番魅力がある。再転入戦こそ勝ち馬にスピード負けして2着に留まったが、ひと叩き後の近2走を圧巻ランで魅了する。強敵も多かった2走前のC級1組特別を中団から早めの仕掛けのひとまくりで完勝。そして前走のB級2組特別は好位から持ったまま絶好の手ごたえで直線あっさり抜け出し、これまた快勝。追えばもっとタイム、着差を詰められる悠々ゴールインでもあった。昨秋から中央では入着こそ1回(23年10月・1勝クラスの京都ダート1800メートル4着)に留まったが、地力アップに成功。中間ムードや追い切り気配は依然としていい。好調ライバルに同様な連勝馬もいるが、勝ちっぷりの豪快さに将来性、可能性を感じずにはいられない。
勝って同条件の3歳馬2頭に参戦アドバンテージがある。○1 ゼンダンキズナ(牝3、笹野博司厩舎)は高く安定した先行力と堅実差しで当地転入後、3歳戦から10戦パーフェクト連対中。難敵相手の前走B級1組特別を甘いスタートながら勝負どころを内から上昇して直線一気劇で仕留めた。一方、▲10 キテヤイヨジ(牝3、後藤佑耶厩舎)は夏場が過ぎて調子を上げており、近2走を鋭い決め脚で一蹴。再び軌道に乗ってきた。ともに3歳フレッシュで勢い十分。打倒、ニホンピロペリーは可能。
穴は転入戦で直線鮮やかに抜け出した△6 シタン(牝5、伊藤強一厩舎)。
(文/中部地方競馬記者クラブ)