兵庫
2024年12月30日
転入初戦オディロンが能力全開「オッズパーク2024杯」(園田競馬)
30日(月)の園田競馬メイン第11レースに「オッズパーク2024杯」(A1以下、園田競馬場2400メートル)が行われる。
◎11 オディロン(牡5、森澤友貴厩舎)は2歳時にJBC2歳優駿JpnIIIで4着、昨年は中距離のリステッド競走で4着3回とJRAで活躍してきた。その後は脚部不安のために長期離脱していたが、兵庫へ転入してきてからは能力検査や追い切りで絶好の動きを見せており仕上がりは万全。行きっぷりが良く先行競馬も可能で、展開に泣くこともないだろう。転入後初勝利を決める。
○9 ダッシュダクラウン(セン6、田中一巧厩舎)は姫山菊花賞を出走取消して、それ以来の実戦になるが、こちらも能力検査では柔軟なフットワークを見せており、仕上がりは良好。気で走るタイプでもあり、間隔が空いた方がむしろ良さそうだ。今回はB1に降級して53キロで出走できるのも有利。中団からひとまくりを狙う。
▲6 ブラックバトラー(牡3、新子雅司厩舎)は門別で重賞を2勝したが、編入条件はA2。55キロで出走できるのは有利になる。北海道の田中淳司厩舎から転入する直前には名古屋大賞典JpnIIIを使う予定(除外)で調整しており、乗り込み量は豊富。気を抜く面があるようだが、レース巧者ぶりが見られるか。
☆1 コンドリュール(セン4、松浦聡志厩舎)は新春賞に出走予定のインベルシオン、フラフとともに中長距離路線で活躍が期待される松浦厩舎の1頭。今年のゴールデンジョッキーカップでは武豊騎手が騎乗して豪快に差し切ったレースが印象的だった。その後は2着続きだが、ハミの取り方に改善が見られて内容は良化している。距離延長にも対応できそうで、一発を秘める。
△7 トランセンデンス(牡6、石橋満厩舎)は高知からの転入初戦。今年の白鷺賞では2着だったが、編入条件はB1で53キロの軽量になった。その後の成績は振るわないが、兵庫へ転入してからは順調に調整できている。能力でどこまで走るか。
△8 メトセラ(牡5、橋本忠明厩舎)は折り合いの難しい馬で2400メートルは長いように思われるが、今回は単騎逃げが可能なメンバーで展開利が見込める。引き続き下原理騎手が騎乗できる点も魅力で、押さえておきたい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)