笠松
2024年12月30日
ケイズレーヴが遠征で初タイトル狙う「ライデンリーダー記念」(笠松競馬)
12月30日(月)の笠松競馬メイン第10レースは「第28回ライデンリーダー記念」(2歳、笠松競馬場1400メートル)。
まだ力関係が定まっていない若駒2歳戦のうえ、勝ち負けレベルの好素材がズラリ。大激戦ムードだが、軸に期待は堅実駆けに定評ある◎5 ケイズレーヴ(牡、榎屋充厩舎)。デビューから2連勝を飾った素質馬は、6戦して認定競走勝ちを含む3勝の実力派。重賞戦線でも勝ち切れないものの、ネクストスター名古屋とゴールドウィング賞で銅メダル獲得する世代トップグループの1頭だ。スタートが速く先行力があり、直線で差し脚も使えるレース巧者とあって、おのずと成績もまとまる。前走のゴールドウィング賞は、レースが運びにくい2枠スタートも勝負どころから巧みに馬群をさばいて突っ込んだ味のある好内容でアピールした。初の笠松出張戦は、小柄で脚質から馬場が軽く小回りコースがフィットしそうな雰囲気がある
○9 プチプラージュ(牝、笹野博司厩舎)はラブミーチャン記念2着、前走ジュニアキングも3着に留まったが、重賞ウイナーの実績派で高評価が欠かせない。ラブミーチャン記念はハイペースを早めに先頭に立って勝ちに行ったため、ジュニアキングも強かった勝ち馬に対し早めにプレッシャーをかけに行ったからと敗因明白。スムーズにレースを運べば重賞2勝目が可能。
▲6 エバーシンス(牝、角田輝也厩舎)はゴールドウィング賞では不発に終わったが、ラブミーチャン記念での鮮やかな追い込み一撃がインパクト十分だった。展開がはまった面はあったが上がり3ハロンで37秒5をマークした鋭いキレは高い潜在能力の証し。直線の差し比べに持ち込めば再現シーンも。
いまだ1勝と勝ちみは遅いが差し脚を秘める△2 コパノエミリア(牝、後藤正義厩舎)も馬券に必須の1頭。
(文/中部地方競馬記者クラブ)