ばんえい
2024年12月29日
三冠第2弾はスーパーシンが主役「ヤングCS」(ばんえい帯広競馬)
12月29日(日)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「第26回ヤングチャンピオンシップ」(2歳産駒特別選抜)が行われます。
釧路、南北海道、北央、十勝、北見と5つの産駒特別の上位馬による“ばんえい甲子園”の決勝戦となります。別定重量戦で最軽量が570キロでプロサングエ(牝、大河原和雄厩舎)など3頭、590キロがウンカイダイマオーら4頭、600キロがスーパーシンとアバシリタカラコマの2頭、トップハンデが610キロのキョウエイエースで、最大重量差は40キロとなっております。
◎8 スーパーシン(牡、長部幸光厩舎)600キロを本命に推します。今季は6勝を挙げ、600キロの出走です。青雲賞はキョウエイエースから6秒差の2着、三冠の第1弾・ナナカマド賞もキョウエイエースからコンマ4秒の僅差2着と惜敗と、ライバルのキョウエイエースには勝ち切れないレースが続いていましたが、前走の十勝産駒特別では前半49秒のハイペースなか障害をひと腰先頭でまとめると直線突き抜け、2着キョウエイエースに8秒1差をつけて勝利と強い競馬で勝っています。今回はトップハンデより10キロ軽い重量なら、この馬が主役で通ります。
○5 キョウエイエース(牡、村上慎一厩舎)610キロが対抗です。出走メンバー中最多タイの6勝を挙げています。青雲賞ではスーパーシン相手に優勝すると、続く三冠の第1弾・ナナカマド賞でも580キロのトップハンデながら、スーパーシンを押さえて重賞初制覇。その勢いで挑んだばんえい甲子園予選の十勝産駒特別では直線で引き離されスーパーシンから8秒1差の2着と敗れています。今回は10キロハンデを与えましたが、力量互角のライバル・スーパーシンとの一騎打ち模様です。
▲1 アバシリタカラコマ(牡、金田勇厩舎)600キロが3番手です。デビュー3戦目で初勝利から、2走前の北見産駒特別で2着アグリホープに2秒6差をつけて優勝し、決勝戦に駒を進めています。スーパーシンとキョウエイエースの一騎打ち模様ですが、それを崩すのは末脚自慢のこの馬です。
(文/小寺雄司)