金沢
2024年12月03日
JRA2勝クラスから転入グッドグロウスに注目(金沢競馬)
日、月、火曜日の3日間連続で開催されている金沢競馬。3日(火)の注目カードは第11レースで争われるB2級四組(金沢競馬場1500メートル)で、中央2勝クラスからの転入馬が地方の小回りコースでもスピードが発揮できるか注目されます。
◎4 グッドグロウス(牡5、鈴木正也厩舎)は中央2勝クラスで頭打ちでしたが、阪神のダート1200メートルを逃げ切って未勝利を脱出し、小倉の芝1200メートルを逃げ切って1勝クラスを勝ち上がっており、ダート・芝を問わず短距離戦での良積が目立っています。金沢入りしたのは10月末で、11月中旬からは毎週のように追い切り時計を重ねており、順調な仕上がりを見せています。これまでJRA交流戦に参戦した経験もなく、地方の小回りコースは初めてとなりますが、追い切りの動きを見る限りでは問題なさそうです。B2級からのスタートと転入条件も恵まれており、初の1500メートル戦にさえ戸惑わなければ、初戦から好勝負が期待できそうです。
○8 マジカルモーション(牡4、中川雅之厩舎)はB2級入りしてから勝ち切れないレースが続いていましたが、前走のB2級七組(1500メートル)では2番手追走から逃げた馬を交わして4コーナーを先頭で回ると、そのまま独走して後続を4馬身以上引き離す圧勝劇を演じました。勝ち時計も優秀で、夏負けが酷くて約3カ月ほど放牧に出されていましたが、10月下旬に戦列復帰してからは走るごとに本来の姿を取り戻してきています。引き続きの1500メートル戦は歓迎で、今回も逃げた馬を外からマークしながら好位でレースを進めることができれば、直線抜け出しが図れそうです。
▲5 ショコラエクレール(牝3、田嶋弘幸厩舎)も前走のB2級九組(1500メートル)を頭差逃げ切って、MRO金賞4着からの巻き返しに成功しました。今回もペースを握るのはこの馬になりそうですが、スタートから後続を引き離して逃げて直線へ突入することができれば、際どい争いに持ち込めそうです。
△3 レモンスフレ(牝3、加藤和宏厩舎)も5戦連続連対中と連絡みが続いています。ショコラエクレールがいるために今回も2番手からの追走になりそうですが、しぶとく脚を伸ばして直線踏ん張りそうです。
△2 セブンパワー(セン6、金田一昌厩舎)は7月以降連絡みがありませんが、前走のB2級三組(1500メートル)でも4コーナー外から追い上げて5着に入着しました。ショコラエクレールが早めに失速して前崩れの展開になるなら、連下争いに浮上してくるかもしれません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)