ばんえい
2024年12月01日
スマイルカナの相手探し「ばんえいオークス」(ばんえい帯広競馬)
12月1日(日)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、ソメスサドル杯「第49回ばんえいオークス」(3歳牝馬)が行われます。
3歳牝馬最強馬を決めるビックレースです。1番のポイントが全馬670キロの定量戦で、真っ向勝負となります。金曜日の雪の影響もあり軽めの馬場となりそうですが、牝馬戦は流れが速くなる傾向があり、障害の巧拙が勝負を左右します。
◎7 スマイルカナ(鈴木邦哉厩舎)670キロを本命に推します。ここまで34戦して9勝を挙げていますが、そのうちの2勝が2歳シーズンの黒ユリ賞、今季のばんえい菊花賞の実績馬です。ばんえい菊花賞はばんえい大賞典優勝馬ホクセイハリアーを筆頭に、同2着のミチシオや、ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞優勝馬のライジンサンなど牡馬の強豪を相手に最軽量でしたが、直線3番手から鋭く伸びて2着ホクセイハリアーをコンマ4秒差押さえており、着差以上に強い内容でした。定量戦の今回は相手探しの一戦となりそうです。
○8 カフカ(金田勇厩舎)670キロが対抗です。ここまで34戦7勝で今季は5勝を挙げている好調馬です。近走は4戦連続2着と勝ち切れていませんが、勝ち馬からは僅差で大きく負けていません。今回は前走から重量が35キロ増で厳しい戦いとなりますが、持ち前の障害力を生かしての前残りが期待されます。
▲2 カツエアリー(久田守厩舎)670キロが3番手です。ここまで37戦して10勝を挙げており、格付けはB3です。先行逃げ切りが勝ちパターンですが、B3に昇級後は厳しい戦いが続いていますが、前々での競馬ができる馬です。
(文/小寺雄司)