兵庫
2024年12月04日
重賞級の素質秘めるサイレンスタイム「地鶏日本一の徳島阿波尾鶏杯」(園田競馬)
4日(水)の園田競馬メイン第11レースに「地鶏日本一の徳島阿波尾鶏杯」(A1A2、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎5 サイレンスタイム(牡4、柏原誠路厩舎)はJRA2勝クラスからの転入でA2格付けだったが、2戦ともA1混合で圧勝した。今回がA1昇級戦になる。これまで1230メートルを使われているが、昨年10月の円山川特別では1400メートル1分28秒5という重賞並みの時計で走っており、距離延長は全く問題ない。次走予定の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIは賞金的に出走可能かどうか微妙だが、先々の重賞戦線での活躍は間違いない。ここで賞金を加算しておきたい。
○9 ヒメツルイチモンジ(牝4、新子雅司厩舎)はA1に昇級してから善戦止まりだが、前走の兵庫ゴールドカップではゴール前で猛追を見せて4着に好走した。今回は4戦ぶりに1400メートルに戻るが、前半の流れが速くなれば決め手を発揮できる。
▲4 ハナブサ(牡7、森澤友貴厩舎)はオープン特別では無類の強さを誇り、今回は通算20勝目が懸かる。58キロを背負う分、他馬よりも条件は不利になるが、冬場に入って調子は大幅に上がっている。外のサイレンスタイムの出方を見ながら進めたい。
☆2 サンライズラポール(牡7、柏原誠路厩舎)も調子を上げている1頭。前走は新庄海誠騎手との初コンビだったが、大外から鋭く伸びて3着と復調を示した。今回も内枠を引いており、スムーズに立ち回ることができれば一発を狙える。
△11 タイキフォース(牡6、永島太郎厩舎)は転入初戦で5着だったが、発馬後にあおり、砂をかぶって嫌がるなどチグハグな内容だった。前走の内容なら砂をかぶらずに運べる外枠は歓迎で、巻き返しがありそうだ。
△12 サンロアノーク(牡8、田中一巧厩舎)は2走前に戦列復帰してからやや精細を欠いているが、夏負けが尾を引いている様子。年齢的に大きな上積みは見込めないが、時季的には調子が上がってくる頃で、まだ見限れない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)