名古屋
2024年12月06日
テンの速さでハッピーミーク「タンザナイトオープン」(名古屋競馬)
12月6日(金)の名古屋競馬メイン第12レースは「タンザナイトオープン」(A級1a組、名古屋競馬場920メートル)。
スプリンターたちがズラリそろったハイレベル戦。流れ、展開がポイントになるが、920メートルに矛先を向けて新境地を見せた◎2 ハッピーミーク(牝4、角田輝也厩舎)を狙い撃ちしたい。1400や1500メートルではA級1組でも好勝負しても、ひと踏ん張りがきかず勝ち切れなかったが、2走前に920メートル戦へ初出走。A級3組特別だったが、持ち前のスタートの速さでハナを奪うとハイペースながら力強い走りで押し切り、久々の勝利を飾った。そして前走、遠征重賞の金沢・徽軫賞でも重賞ウイナーを相手に高い先行力を発揮して3着と好走。再び軌道に乗ってきた。迎えた自身2回目の920メートル戦。実績上位の距離巧者は多いが、セールスポイントのスタートの速さでハナを奪えば、ここでも勝ち負けできる。
【6・0・0・1】と距離実績一番は○8 フォルツァエフ(牡9、迫田清美厩舎)。920メートルで唯一、馬券を外したのは交流重賞だった8月のベイスプリント(6着)のみ。近3走は善戦止まりも距離は1400〜1700メートルだった。得意距離に変われば、当然有力なV候補だ。
▲4 アルバミノル(牡6、角田輝也厩舎)、△6 サラコナン(牡6、今津博之厩舎)の転入馬2頭のいきなり劇には警戒が必要。ともにレベル高い南関東、北海道の短距離で活躍した実力派。追い切り気配上々で流れに乗ってレースを運べば強敵相手にもまれた底力がもの言う。
(文/中部地方競馬記者クラブ)