名古屋
2024年12月05日
昇級3戦目エルナーニが決める「真鯛特別」(名古屋競馬)
12月5日(木)の名古屋競馬メイン第12レースは「真鯛特別」(A級3組、名古屋競馬場1700メートル)。
昇級3戦目で今回こそ◎9 エルナーニ(牡4、安部幸夫厩舎)がA級初勝利だ。転入後、B級戦をともに豪快なまくりで仕留めてわずか2レースで卒業した好素材は、A級昇級後、3、2着とあと一歩で勝利を逃す。特に前走はわずかゴールでハナ差及ばなかった惜敗。典型的な追い込みタイプにとって最内1枠スタートから外に切り替えて外々を回らざるを得ないロスのある競馬で“負けて強し”の内容でもあった。内めのスタートばかりのエルナーニにとって迎える初めての外枠スタート。流れに乗りやすいメリットが大いにありそうだ。クラス慣れも見込め、機が熟す3戦目。A級初Vへ、待ったなしだ。
ただ勝ち負け候補が多いのも事実。当地1700メートル戦【2・3・2・7】と距離実績一番は○2 ミストラルウインド(牡7、今津博之厩舎)。強敵ぞろいだった前走霜月昇竜戦をクビ差2着で再上昇ムードと力を改めてアピールしている。A級3組となればもちろんV五分。
転入馬▲11 レッツゴーローズ(牝4、原口次夫厩舎)の取捨選択もポイント。軽めの調整で手探り面は残るが、中央2勝馬で園田のA・B級混合戦で連対実績を持つ実力派。前走は休養明け初戦で4着も次につながるレースだった。ひと叩き効果が見込める秋2走目。やはり高い評価が必要だ。
近2走の連続好走から再び軌道に乗ってきた△4 リトルパイングッド(牡7、坂口義幸厩舎)もV候補。
(文/中部地方競馬記者クラブ)