兵庫
2024年12月10日
ダイヤグラフが差し切る「師走特別」(園田競馬)
10日(火)の園田競馬メイン第11レースに「師走特別」(B1、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎11 ダイヤグラフ(牡4、飯田良弘厩舎)は兵庫に転入してから2戦連続で2着。プラス42キロでジリジリとしか伸びなかった転入初戦に比べると、前走は馬体が絞れて切れ味が増しており、内容は大幅に良化していた。今回は前走のような強力な先行馬は不在で、決め手を発揮できる。
○3 クリノメガミエース(牝5、石橋満厩舎)は前走のように先行策も可能だが、勝ち負けに持ち込むためには中団から後方で脚をためて直線勝負に懸けた方が良い。今回は叩き2走目、B1単独で相手関係は緩和されており、すべてにおいて上積みが見込める。
▲7 メイショウシマト(牡6、長倉功厩舎)は半年ぶりの実戦で57キロを背負うために今回の条件は厳しいが、地力はここに入れば最上位。位置取りは問わないタイプで、大きく崩れることはなさそうだ。
☆12 ブエラフェルテ(牡4、保利良平厩舎)の前走は今年の3月以来となる1700メートルを使われたが、スローペースで瞬発力勝負になって分が悪かった。淡々と流れる1400メートルで巻き返したい。
△2 チェリーロシアン(牡4、保利良次厩舎)はB1に昇級してから善戦止まりだが、今回のメンバーなら先行可能。内枠を生かしてスムーズに立ち回れば一発がある。
△9 ビナホイアン(牡5、中塚猛厩舎)は2戦続けて5着だが、後方から追い込むスタイルのため、強力な先行馬が相手では厳しかった。折り合い次第になるが、展開がはまればゴール前で強襲できる。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)