名古屋
2024年12月19日
実力派ミッキーファイトが軸「名古屋大賞典」(名古屋競馬)
12月19日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「第47回名古屋大賞典JpnIII」(名古屋競馬場2000メートル)。
3月から12月へ今年から開催が移り、そして4歳以上の別定戦から3歳以上のハンデ戦へとリニューアルされた名古屋大賞典JpnIII。今年はいつにも増して中央勢のラインアップが強力だが、軸に一番ふさわしいのは◎7 ミッキーファイト(牡3、JRA・田中博康厩舎)。8月の新潟・レパードステークスGIII勝ちのグレードウイナーで、10月の大井・ジャパンダートクラシックJpnIでは3歳王者フォーエバーヤングに1馬身1/4差まで迫る好勝負を演じた実力派だ。3歳ヤングとまだまだ伸び盛りで、ハンデ57.5キロは相対的に恵まれた感がある。連軸に期待だ。
勢いはもちろんデビューから無傷の5連勝を飾る○3 ヤマニンウルス(牡4、JRA・齋藤崇史厩舎)。体質の弱さから休みながらのローテーションも重賞初挑戦だった前走の7月の小倉・プロキオンステークスGIIIがとにかく圧巻。速い流れの中、好位から絶好の手ごたえで悠々抜け出してみせた。まだ一度も負けておらず、底知れない魅力がいっぱい詰まっている。V互角。
好メンバーの11月の浦和記念Vで重賞ウイナーに仲間入りした▲2 アウトレンジ(牡4、JRA・大久保龍志厩舎)は差もわずか。6馬身圧勝は力がなければできない芸当。脚質的に小回りの地方コースがマッチし、交流重賞2連勝も十分。
実績上位の存在は△9 ノットゥルノ(牡5、JRA・音無秀孝厩舎)。コースレコードでぶっちぎった5月の名古屋グランプリJpnII制覇の快速ランもまだ記憶に新しい限り。トップハンデ60キロ克服が最大のテーマになるが、近2走はともにJpnIの舞台。条件緩和で十分相殺できそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)