岩手
2024年12月31日
地元馬同士ならヒロシクン断然「桐花賞」(水沢競馬)
31日(火)水沢競馬メイン第12レースは、岩手競馬グランプリ「第48回桐花賞」(水沢競馬場2000メートル)。
◎6 ヒロシクン(セン5、佐藤雅彦厩舎)は中央1勝クラスから転入。B1級で3連勝を飾り、一條記念みちのく大賞典へ挑戦し、鮮やかな逃げ切りを決めて快勝。重賞初挑戦でビッグタイトルを獲得しました。岩手で敗戦を喫したのはダートグレード競走の2度のみ。地元同士の戦いでは負け知らず7勝。前走・トウケイニセイ記念もハイペースをしのいで貫禄の逃げ切り、シーズンラストも勝利で決めるか注目。
○8 ミニアチュール(牝4、佐藤祐司厩舎)は今季3戦目の盛岡1000メートル戦を完勝して古馬の壁を突破。その後は圧巻の5連勝をマークし、牝馬全国交流・ビューチフルドリーマーカップも制しました。気になるのはトウケイニセイ記念6着ですが、レース間隔が空いたことが敗因か。ひと叩きされて反撃に転じます。
▲4 サクラトップキッド(牡3、伊藤和忍厩舎)はハイレベルの3歳世代でフジユージーンに次ぐナンバー2。やまびこ賞を優勝し、不来方賞JpnII・6着から古馬へ果敢に挑戦。青藍賞3着、北上川大賞典では3馬身差で完勝しました。典型的なステイヤーで2000メートルは望むところ。
△12 ノーブルサターン(牡10、板垣吉則厩舎)は今季未勝利と年齢的な衰えは隠せませんが、桐花賞を2年連続で制覇。ベストの舞台で復活を賭けます。
△9 フレイムウィングス(セン7、酒井仁厩舎)は昨年の桐花賞2着。長丁場でこそ持ち味をフルに発揮。
△11 ゴールドギア(牡9、伊藤和忍厩舎)はダート未勝利ながら重賞で好走。こちらも距離歓迎です。
(文/松尾康司)