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上昇一途の3歳馬フークピグマリオン「東海ゴールドカップ」（笠松競馬）

12月31日（火）の笠松競馬メイン第10レースは「第53回東海ゴールドカップ」（笠松競馬場2500メートル）。

東海の大みそかの名物重賞は今年から距離が2500メートルの長丁場にリニューアル。精鋭12頭がフルゲートにズラリ勢ぞろいした好カードだが、もちろん中心は上昇一途の◎6 フークピグマリオン（セン3、宇都英樹厩舎）だ。今年の東海3歳シーンを終始リードし続けたご存じ3歳三冠馬。重賞タイトル獲得数は早くも“7”を誇る。前哨戦だった前走のウインター争覇も好位3番手を早めに確保し、悠々と抜け出し、2馬身差完勝の横綱相撲で飾った。セールスポイントの息の長いパンチ力ある末脚は相変わらず。近況は位置取りもたけて、危なげないレース運びができるようにもなってきた。何より伸び盛りの3歳ヤング。東海ナンバーワンの座を誇示したい。

前走の東海菊花賞は早々に失速した○9 アンタンスルフレ（セン6、角田輝也厩舎）は得意の長距離戦で見直しが必要。2600メートルの北國王冠を3連覇したように東海きってのステイヤー。前走は北國王冠から詰まったローテーションも影響していたか。中間は十分調整し、追い切り本数もこなした。ペースよく先行態勢を築ければ持ち前の粘りを発揮する。

実績上位の存在は▲5 サヴァ（牡6、田口輝彦厩舎）。6月函館のオープン特別（ダート1700メートル戦）をはじめ、中央在籍時に5勝を上げた、高いキャリアの持ち主。転入戦の前走は余裕ある体ながらひとまくりで仕留めた。ひと叩きされた効果が見込める移籍2戦目。デビュー以来、初距離もあっさり力でねじ伏せていい。

また、△8 ラジカルバローズ（牡3、角田輝也厩舎）は初のダートグレード挑戦だった名古屋大賞典JpnIIIは不発8着も、勝ち馬からコンマ7秒差と大きく負けてはいない。差し馬向きの流れになれば一発が不気味だ。