兵庫
2025年01月03日
マルカイグアスが25年最初の重賞を飾る「新春賞」(園田競馬)
3日(金)の園田競馬メイン第11レースに「第67回新春賞」(4歳以上ハンデ、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎4 マルカイグアス(牡4、橋本忠明厩舎)は昨年の園田金盃で、スマイルミーシャに続いて3歳馬による優勝を成し遂げた。古馬とは初対戦だったが、すんなり好位から運ぶことができて着差以上に強い内容だった。今回は主戦の鴨宮祥行騎手がオーストラリア遠征のために騎乗できないが、代役にはレジェンドの小牧太騎手が決まった。12月28日には小牧騎手自身が西脇トレーニングセンターへ駆けつけて追い切りにまたがっており、感触を確かめている。56.5キロも守備範囲で、従来通りに好位から押し切る。
○3 フラフ(牡5、松浦聡志厩舎)は園田で12戦11勝、2着1回と安定感抜群。前走は58キロを背負っていたが、向正面からグンと加速して完勝。これまでで最も強い勝ちっぷりだった。春先に1400メートルで瞬発力を鍛えてきた効果が表れている。一線級との対戦は初めてになるが、いきなり重賞初制覇の可能性を秘める。
▲6 インベルシオン(牡6、松浦聡志厩舎)は園田金盃では9番人気の伏兵評価だったが、マルカイグアスに次ぐ2着。2番手から運ぶ理想的な展開に持ち込めたことが好走の要因で、もう少し早くスパートできていれば逆転まであったか。今回は逃げが予想されるウインディーパレスを見ながら2番手から運ぶことができそうで、前走と同じような展開に持ち込める。
GIII・2勝馬の☆10 サンライズホープ(牡8、柏原誠路厩舎)は昨年の秋から完全復活。新庄海誠騎手とのコンビで豪快に差し切って連勝を決めている。調子自体も上向きだったが、最後まで馬の集中力を途切れさせないように乗っている新庄騎手の好騎乗が続いている。大外枠は歓迎で一発を狙える。
△2 ツムタイザン(牡7、木村健厩舎)は笹田知宏騎手と新コンビ。園田金盃では押し出されるように逃げてしまって失速したが、今回のメンバーなら好位で脚をためられる。調子落ちはなく、巻き返しを警戒したい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)