名古屋
2025年01月27日
移籍3戦目でさらに上昇ハイアーグレード「冬銀河特別」(名古屋競馬)
1月27日(月)の名古屋競馬メイン第10レースは「冬銀河特別」(A級7組、名古屋競馬場1500メートル)。
決め脚を欠く馬たちが多い、A級の最下位戦で波乱含み。前走A級8組特別からの臨戦組が多く、最先着を果たした◎4 ハイアーグレード(牝8、櫻井今朝利厩舎)からの狙いがベターか。転入戦だった2走前は見せ場少なくしんがりに大敗したが、ひと叩きした前走で大きく前進。好位インで流れに乗り、しぶとく息の長い末脚を駆使して3着に食い込んだ。マイナス8キロのシェイプアップがキレや粘りアップにつながったのだろう。今まで軽めの追い切りや調教で臨むことが多かったが移籍3戦目にして初めて速い追い切りを消化。しかも好時計をマークし上昇気配。距離短縮も戦歴から有利に作用する。名古屋初勝利を飾りたい。
相手筆頭は同厩舎の○11 シゲルノヴァ(牝5、櫻井今朝利厩舎)。前走のA級8組特別は直線の粘りひと息で4着に留まったが、軽快に逃げた勝ち馬を積極的に2番手で追った展開も影響した。脚質的に200メートルの距離短縮も歓迎材料。再度前々のレースで打倒ハイアーグレードを目指す。
穴は▲3 レヴォルタード(セン5、今津勝之厩舎)。地方移籍で初ダートだった転入戦は掛かって失速したが、芝ながら中央で2勝した実績派。コースや環境慣れなど上積み材料に事欠かない移籍2戦目で大きな変わり身があっても驚けない。
転入後、徐々に走りと内容が上向いてきている△5 サイレントウルフ(牡5、榎屋充厩舎)もそろそろ出番がありそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)