ばんえい
2025年01月14日
難解だが中心はヤマカツエース「睦月特別」(ばんえい帯広競馬)
ばんえい界にも馬の風邪(ナイラ)が異常に流行し、12日(日)には9頭、13日(祝・月)には15頭が出走を取り消しています。急に熱が上がるらしく、馬体重の大幅減には要注意です。
1月14日(火)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「睦月特別」(オープン-2組)が行われます。年始の重賞・帯広記念の出走馬コマサンブラックからオープン-2組混合3着カイセドクター(牡8、坂本東一厩舎)、500キロの軽量戦・地吹雪賞1着ブラックサファイアなど様々なレースからの出走で、当時の馬場状態や重量などが違い比較も難しく、難解な一戦といえます。
◎7 ヤマカツエース(牡6、金田勇厩舎)755キロを本命に推します。今季は16戦して1勝と成績はひと息ですが、オープン昇級後は相手がメムロボブサップやキングフェスタといった強豪が多く、また重量増と厳しい条件も重なっており、敗因ははっきりしています。2走前のオープン-2組混合ではキングフェスタに交わされて2着でしたが、障害はひと腰で見せ場十分といえる走りでした。
○1 コマサンブラック(牡9、金田勇厩舎)750キロが対抗です。今季は17戦して未勝利ですが、オープン格で競馬する馬はどうしても相手強化と重量増で1勝するのは厳しい条件となりますが、3走前のオープン-2組混合では障害は1番手で切っています。降りてからはキングフェスタに一気に差し切られ、結果同馬から6秒9差の3着でしたが、久々に本来の動きが見られました。
▲4 ヘッチャラ(牡6、鈴木邦哉厩舎)755キロが3番手です。前走のオープン-1組は1着キングフェスタ、2着オーシャンウイナーなどの差し脚が強烈なメンバーで、前半はツガルノヒロイモノが作った52秒のハイペースに対応できず6着と敗れていますが、着差は12秒9と大きく負けていません。
(文/小寺雄司)