笠松
2025年02月06日
追い比べに持ち込めばキテヤイヨジ「クレマチス特別」(笠松競馬)
2月6日(木)の笠松競馬メイン第9レースは「クレマチス特別」(A級3組、笠松競馬場1600メートル)。
上位馬の評価差はわずかだが、ただ1頭の4歳ヤング◎8 キテヤイヨジ(牝4、後藤佑耶厩舎)を狙い撃ちだ。3歳1組特別(相当)で5度の連対など上位シーンで活躍したが、流れに左右されやすい典型的な差しタイプ。それゆえ当地4勝に対し、2着7回と勝ちみに遅い。しかしA級への昇級初戦だった12月の5組で鋭く追い込み、クビ差2着があるように確かな地力を持つ。前走の4組特別は5着に留まったが、追い出しを開始した直線で進路がなくなる大きな不利が影響した。それでもメンバー中、最先着を果たした3着スタンレーからハナ+ハナの僅差だった。スムーズに流れに乗って直線の追い比べに持ち込めば前走のウップン晴らしだ。
もちろんライバルは○5 スタンレー(牡5、後藤正義厩舎)。好位から早めに先頭に立って振り切る勝ちパターンのレースをしたが、詰めが甘く3着に終わった前走をどう見るかがポイント。復帰後、使われながら着差を縮めているように良化気配も、まだ本来のデキ、調子に至らないのだろう。ただタイトルホルダーで実績ピカイチの存在。復帰3戦目の今回こそ勝利を飾るか。
▲2 ニホンピロペリー(牡6、川嶋弘吉厩舎)も馬券に必須の1頭。再転入後、7戦すべて掲示板を確保し、【3・1・1・2】と安定感抜群の走りを見せる。距離、流れを問わずソツのないレースができる堅実差しには高い評価が欠かせない。
穴は△7 ポートロイヤル(セン9、森山英雄厩舎)。昨年6月にA級1組特別で2着がある実力派はひと息入れたリフレッシュ休養明けでも、ポン駆けが利く気性。条件妙味ある3組特別からのリスタートで、いきなり好走も。
(文/中部地方競馬記者クラブ)