ばんえい
2025年03月16日
メムロボブサップが2度目の頂点に立つ「ばんえい記念」(ばんえい帯広競馬)
3月16日(日)のばんえい帯広競馬メイン第12レースには「第57回ばんえい記念」(4歳以上)が行われます。
定量戦で5歳馬のタカラキングダムが990キロで、ほか7頭は1000キロです。レース当日は雪予報ですが、馬場が軽くても1000キロは極量。昨年連覇が期待され2着と敗れたメムロボブサップが再度の挑戦で、キンツルモリウチに騎乗する今井千尋騎手がばんえい記念初挑戦と、一段と盛り上がりそうな一戦です。
◎4 メムロボブサップ(牡9、坂本東一厩舎)1000キロを本命に推します。昨年は2連覇が期待されましたが、メジロゴーリキの2着と敗れています。通算109戦51勝で、今季はばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念、ドリームエイジカップ、チャンピオンカップを制し、通算重賞22勝を誇るばんえい界最強馬です。今回は主戦の阿部武臣騎手が負傷のため渡来心路騎手に乗り替わりとなりますが、出走メンバーに手薄感があり、仕上がり万全で大障害に挑みます。
○3 コウテイ(牡8、槻舘重人厩舎)1000キロが対抗です。ばんえい記念初挑戦となった23年は競走中止となり完走は出来ませんでしたが、2度目の挑戦となった昨年はメジロゴーリキの5着と完走しています。今季はばんえい十勝オッズパーク杯4着から、ドリームエイジカップ5着までは無冠でしたが、900キロの帯広記念では今季負け知らずのメムロボブサップを破り、念願の重賞初優勝。今年は3度目となりますが、一段と力を付けて優勝を狙います。
▲6 コマサンエース(牡9、金田勇厩舎)1000キロが3番手です。昨年に続いて2度目の挑戦となります。初挑戦の昨年はメジロゴーリキから11秒0差の3着と健闘。その障害力はスタンドを沸かせました。今季重賞では旭川記念3着以降、5戦すべて3着以内は力を付けた証です。
(文/小寺雄司)