笠松
2025年03月20日
メイショウタイセツ9連勝で初重賞制覇へ「マーチカップ」(笠松競馬)
3月20日(祝・木)の笠松競馬メイン第12レースは「第46回マーチカップ」(笠松競馬場1600メートル)。
北陸・東海の交流重賞に金沢勢の参戦はないが、精鋭10頭がスタンバイ。みどころの多い好カードだが、一番の注目は転入後8連勝を誇る◎9 メイショウタイセツ(牡4、宇都英樹厩舎)。年始の準重賞・新春盃を快速先行から7馬身差の圧勝で仕留めると、A級昇級後の近2走は4組特別に、2組特別も一発回答。前走は逃げて主導権を握った展開も大きかったが、直線ではさらに加速して悠々2着に4馬身差。改めて能力を示し、伸び盛りの4歳馬の勢いは留まることを知らない。初の笠松遠征に、1組未経験での重賞参戦だが、脚質に自在性があって逃げにこだわらない。上り馬が重賞制覇へ一直線だ。
実績上位は○4 サヴァ(牡7、田口輝彦厩舎)。1月の当地・白銀争覇を強い勝ち方で重賞ウイナーに仲間入りした、現在の笠松古馬のナンバーワン。前走は古巣JRA勢相手のかきつばた記念JpnIIIで末脚不発の8着に終わったが仕方なし。中間にアクシデントがあって対抗に留めたが、当然高評価が欠かせない。
名古屋勢にはメイショウタイセツ以外にもV候補がスタンバイ。リフレッシュ休養明けだが地元のA級1組で2勝の実力派▲6 マッドルーレット(牡7、川西毅厩舎)に、笠松重賞3勝のコース巧者△10 ペップセ(牝5、今津勝之厩舎)も差はわずか。
(文/中部地方競馬記者クラブ)