レース展望・予想

金沢

2025年03月16日

休み明けでも力の違い見せるダンナイ「若駒賞」(金沢競馬)

冬季休業中だった金沢競馬が3月16日(日)から再開されます。今年も開幕戦は3日間連続開催で、初日のメインカードは最終第12レースに争われる「若駒賞」(3歳、金沢競馬場1500メートル)です。今年は開幕日から3歳馬による準重賞が行われます。

◎3 ダンナイ(牡、野田幸雄厩舎)は昨終盤戦に3連勝を飾って急成長を遂げた上り馬で、金沢ヤングチャンピオン(1700メートル)、あての木賞(1500メートル)と重賞、準重賞を連勝中です。冬場は遠征に向かわず、小松温泉牧場へ放牧に出されて英気を養いました。帰厩したのは2月下旬で、3月5日から早くも追い切り時計を出しており、13日の本追い切りでは5ハロンから長めを一杯に追われましたが、最後まで脚色は乱れることなく、好時計をマークしました。降雪の影響も受けず仕上がりは順調のようで、転入馬など目新しい新興勢力も見当たらないことから、冬休み明けからパフォーマンスの違いを見せつけてくれそうです。

焦点は相手探しでミヤギロード、エムティパル、ビバロジータの3頭の争いになりそうです。まず○2 ミヤギロード(牡、金田一昌厩舎)は金沢ヤングチャンピオンで人気薄ながら怒濤の追い上げで先に直線抜け出したダンナイの2着に入って3連単8万円台の波乱を演出し、昨最終戦のあての木賞ではスタートからダンナイと馬体を併せてマッチレースを繰り広げて4コーナーまで食い下がり、2着に粘り込みました。まだダンナイに先着したことはありませんが、直線で突き放されながらも後続に抜かれなかったのは評価できます。冬場は自厩舎で休養していたため、2月の降雪で馬場が使えず乗り出しが遅れたのは否めませんが、ここまで2本の追い切りを消化して一応の出走態勢は整っています。ダンナイが勝った重賞や準重賞でまだ2着は外していないだけに、今回も連絡みは死守したいところです。

▲8 エムティパル(牝、佐藤茂厩舎)はネクストスター金沢から勝ち切れないレースが続いていましたが、昨最終戦の2歳2組以下牝馬限定戦(1400メートル)でクビ差競り勝って意地を見せました。まだ重賞勝ちはありませんが、折り合いは付きやすいタイプで距離にも融通性があり、まだまだ伸びしろはありそうです。こちらも冬場は自厩舎で休養していたため、降雪で乗り出しが遅れたのは否めませんが、馬なりでも昨年並みの追い切り時計はマークしており、冬休み明けでも動きは悪くありません。牝馬なので54キロで出走できるのは有利で、57キロのトップハンデを背負うダンナイとの斤量差を生かしてうまくレースが運べれば逆転もあるかもしれません。

△5 ビバロジータ(牝、加藤和義厩舎)は昨最終戦の2歳2組以下牝馬限定戦で内に包まれてエムティパルの4着に敗れましたが、先手を奪ってスムーズに先行できればしぶといスピードを発揮します。冬場は小松温泉牧場へ放牧に出されて立て直しが図られました。2月下旬に帰厩してから3本の追い切り時計をマークしており、特に13日の本追い切りでは併せたグランツリッターを大差置き去りにして素質の違いを見せつけました。1500メートル戦はやや長い気もしますが、2走前の2歳1組戦のように早めに外へ持ち出して気分良く先行することができれば克服は可能です。

△10 オンリーモーガン(牝、中川雅之厩舎)は堅実に差してくるタイプで、昨最終戦の2歳2組以下牝馬限定戦では、勝ったエムティパルをクビ差まで追い詰めています。ダンナイが早めに先頭へ抜け出して後続を大きく引き離す展開になれば、混戦の次位争いから抜け出してくるかもしれません。

おすすめの買い目

馬単
3→2・8・5・10(4点)

3連単(1軸流し)
3→2・8・5・10(12点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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的中重視 大穴重視 回収重視 直前重視
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