岩手
2025年03月29日
女王ミニアチュールが始動「桃花特別」(水沢競馬)
29日(土)の水沢競馬メイン第11レースは「桃花特別」(A級一組、水沢競馬場1600メートル)。
◎2 ミニアチュール(牝5、佐藤祐司厩舎)は昨年、牝馬の地方全国交流重賞・ビューチフルドリーマーカップを含めて圧巻の5連勝。桐花賞でもクビ差2着に惜敗し、岩手最優秀牝馬に選出されました。今シーズン目指すは牡馬相手のビッグタイトル。当面の標的は春のマイル王決定戦・シアンモア記念でしょう。勝つことはもちろん、レース内容にも注目が集まります。
○6 ライアン(牡6、佐藤浩一厩舎)は昨年4月、南関東A2級、JRA(障害未勝利)を経て岩手入り。初戦の赤松杯を2着にまとめ、ダート変更となった地方全国交流重賞・せきれい賞を優勝。その後は伸びを欠いた時期もありましたが、1年を締めくくる岩手版グランプリ・桐花賞も制しました。理想は軽い走路。当日の馬場状態がカギを握りますが、実力は折り紙付きです。
▲8 ゼットセントラル(セン9、菅原右吉厩舎)は昨年3勝、2着2回。強烈なまくり脚が身上ですが、最終出走では2番手につける積極策に転じて圧勝しました。コースを問わず1600メートルがベストで、好発進を決めるか。
△5 グローリーグローリ(牡10、菅原勲厩舎)は昨年1勝のみでしたが、一條記念みちのく大賞典で2着確保。健在を誇示しました。元々は叩き良化型ですが、仕上がりが進んでおり順調なシーズン入りです。
△7 フォルトリアン(牝4、千葉幸喜厩舎)は南関東で3勝、2着4回、3着2回。遠征を含め5度の重賞経験もあり、転入初戦から狙いが立ちます。
△4 ハクシンパーソナル(牡7、千葉幸喜厩舎)は終い勝負型。先行争いが激化すれば台頭の可能性あり。
(文/松尾康司)