兵庫
2025年04月03日
今年もJRA優勢だが中心はテンカジョウ「兵庫女王盃」(園田競馬)
3日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第2回兵庫女王盃JpnIII」(4歳以上牝馬、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎3 テンカジョウ(牝4、JRA・岡田稲男厩舎)はマリーンカップJpnIIIで重賞初制覇を果たすと、佐賀・JBCレディスクラシックJpnI、クイーン賞JpnIIIでは一線級の牝馬を相手に3着と好走した。近走に比べると今回は強敵が不在で中心的存在になる。出脚がつく馬ではなく好位から中団に構えて末脚を伸ばす競馬になるだろうが、決め手は一枚上だろう。
○1 アーテルアストレア(牝6、JRA・橋口慎介厩舎)は昨年このレースの2着馬。前走のフェブラリーステークスGIで引退予定だったが、主戦の菱田裕二騎手とのコンビ復活で改めて引退レースを迎える。昨年は逃げたライオットガールのペースにはまって伸びを欠いたが、今回は相手の作戦も頭に入っていることだろう。仕掛けどころが鍵になりそうだ。
▲8 ライオットガール(牝5、JRA・中村直也厩舎)は昨年の覇者。意表をつく逃げ切りで初代女王に輝いた。今年はクイーン賞JpnIIIの出走を取り消した後の一戦で、実戦は昨年の佐賀・JBCレディスクラシックJpnI以来5カ月ぶりになる。すんなり先行できれば昨年の再現もありそうだが、レース間隔が空いた影響がどこまであるか。
☆5 サンオークレア(牝6、田中一巧厩舎)は地元期待の1頭。転入初戦のコウノトリ賞はレース間隔が空いたことと、初めての園田でやや窮屈な立ち回りになり3着だったが、続く高知・レジーナディンヴェルノ賞では動きが一変し、3コーナー先頭から押し切る強い内容だった。状態はコウノトリ賞当時より格段に上向いている。ブリーダーズゴールドカップJpnIII・4着の実績もあり、JRA勢が相手でも引けを取らない。
△2 アンデスビエント(牝4、JRA・西園正都厩舎)は昨年の関東オークスJpnII馬だが、3戦連続でしんがり負けを喫している近況。ただし今回は牝馬限定戦で少頭数と条件は好転。楽に行ければ一変する可能性を秘める。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)