岩手
2025年04月21日
前走勝ちで弾みついたタイセイアゲイン「桜並木賞」(水沢競馬)
21日(月)の水沢競馬メイン第12レースは「桜並木賞」(B1級、水沢競馬場1400メートル)。
◎10 タイセイアゲイン(牡7、佐藤雅彦厩舎)は中央ダート3勝。2歳時に全日本2歳優駿JpnIで4着を確保した強豪です。4歳時に南関東へトレードされ、A2・B1級で1勝、2着3回、3着1回。岩手B1は恵まれた格付でしたが2戦して3、4着。伸びの甘さが気になりましたが、前回4馬身差で圧勝。地力の違いを見せつけました。この勝利で弾みがついたのは確実。2連勝へ王手をかけました。
○5 リュウノメディナ(牡4、酒井仁厩舎)は南関東2勝、2、3着各3回でB3級に在籍。岩手初戦は好スタートから2番手をキープ。直線はコンバットココとの叩き合いになりましたが、クビ差で勝利。好発進を決めました。南関東では左回り専門でしたが、初の右回りも難なくクリアしたのも収穫。勢いに乗る4歳馬が逆転2連勝まで十分。
▲3 テングクラブ(牡5、村上実厩舎)は今季初戦は7着に終わりましたが、A級馬が相手なのに加えて1600メートルも長かった印象。前走はB1級へ降格し、守備範囲の1400メートルに替わって3着に反撃。上昇ムードをうかがわせ、今度は首位奪取まで。
△1 ツルマルベル(牝5、小林義明厩舎)は追い込み脚質のため前走のように入着止まりのケースがありますが、シーズン明け2戦は1、2着。強烈な決め手が脅威の的。
△2 フェルサイト(牡4、板垣吉則厩舎)は先行しての粘りが身上。前走は鮮やかな逃げ切りを決めて完勝。再び好枠を引き当てました。
△6 コンバットココ(牝4、三野宮通厩舎)はいい脚を長く使えるのが武器。
(文/松尾康司)