名古屋
2025年06月13日
特別戦2度目でハットリ前進「こと座特別」(名古屋競馬)
6月13日(金)の名古屋競馬メイン第12レースは「こと座特別」(B級1組、名古屋競馬場1400メートル)。
抜けた存在不在で混戦ムードだが、B級昇級後も持ち前の堅実さを発揮する◎9 ハットリ(牡5、角田輝也厩舎)に連軸の期待だ。当地転入後【3・1・3・1】と距離、相手にクラスを問わず好成績を残してみせる。唯一、馬券貢献を外したのも出走取消アクシデント明けだった3月戦の4着。脚質に自在性があって、流れに柔軟に対応できることがそうさせるのだろう。1500メートルだったが同条件では2走前に後方から直線末脚を伸ばして1馬身半差2着。鋭い突っ込みをみせてB級1組特別にもメドを立てている。レースが組み立てやすい外枠スタートも好都合だ。
実績上位は○12 メイショウライメイ(牡4、迫田清美厩舎)。前回を疝痛で競走除外となった直後だけに評価を下げたが、3月にはA級2戦でともに馬券貢献(1、3着)していた実力派。軽めだったが直前には追い切りを消化している。はやり軽視は禁物か。
決め脚勝負に持ち込みたいのは▲4 オールラウンダー(牡4、迫田清美厩舎)。差し馬だけに流れと展開に左右されるが、ハマった時の末脚は破壊力満点。2着1回、4着3回の近況だが流れがゆったりしやすい中距離戦が多かったのも一因。速い流れで推移しやすい久々の1400メートル。うまく馬群をさばけば久々に直線一気があっても驚けない。
1400メートルを歓迎は△1 ユズノキ(牝4、竹下直人厩舎)。今春復帰後、使われるたびに良化ムードを示し、4戦目だった前走で力の勝利を決めた。当地1400メートル戦は【1・1・0・0】の絶好舞台。1枠から好スタートで流れに乗ればここも勝ち負けだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)