名古屋
2025年06月25日
昇級でもレアリーゼ通用「植田特別」(名古屋競馬)
6月25日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「植田特別」(A級5組、名古屋競馬場1700メートル)。
確かな本命馬不在で混戦模様。昇級初戦だが、前走の勝ちっぷりが鮮やかだった◎6 レアリーゼ(牡5、宮本仁厩舎)の勢いに魅力を感じる。スタートに定評がある宮下瞳騎手が初騎乗。2番手外の好ポジションでレースを運び、絶好の手ごたえで4コーナー先頭から後続を突き放した。名古屋1700メートルの自己最速時計を更新したのは、得意とする雨の影響がある馬場だったことに加え、女性騎手2キロ減もプラスに作用したようだ。距離据え置きでこれと言った強敵不在のメンバー構成である。今回も好位で流れに乗って運べば即通用だ。
再昇級戦の○3 ワイルドハンター(セン5、竹下太厩舎)は勝ちみに遅い面はあるが、当地転入後の5戦で連対を外したのは3走前のみ。しかし粒ぞろいのA級4組のメンバーで積極策が失速をもたらしたと敗因分析できる。内枠スタートだが直線勝負に持ち込めば当然勝ち負けだ。
▲10 クリノスピネル(牝4、宇都英樹厩舎)は休養前の1月にA級5組特別で3/4馬身差の2着がある実績派。3カ月ぶりの実戦のわりに調教や追い切りが軽めだけに力は認めても単穴評価までが妥当か。
使いながら調子を上げてきている△9 ステラデルシエロ(セン5、迫田清美厩舎)の一撃にも警戒したい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)