兵庫
2025年06月26日
オケマル二冠達成へ死角なし「兵庫優駿」(園田競馬)
26日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第26回兵庫優駿」(3歳、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎6 オケマル(牡、盛本信春厩舎)は菊水賞で8馬身差の圧勝を決めてデビューから6連勝を達成した。好発を決めてハナを切ると、最後までムチを入れることはなく馬なりのまま押し切った。レース後のダメージはなく、その後の乗り込みは順調。僚馬のフセノオーロラと併せて順調に追い切りをこなした。距離延長の不安はなく、二冠達成が濃厚だ。
○11 フセノオーロラ(牝、盛本信春厩舎)は西日本クラシックでは好位から運んで伸びを欠いたが、のじぎく賞では後方から追い込んで、この馬らしい末脚が復活。同着だったが3着と復調を示した。前述したようにこの中間はオケマルと追い切りで併せてしっかり食らいついており、状態はこちらも抜群。昨年の兵庫優駿を制した鴨宮祥行騎手を背に一発を狙う。
▲2 タンバブショウ(牡、坂本和也厩舎)は1500メートル以上ではすべて掲示板に載っており、長い距離はうってつけ。菊水賞4着から差す競馬が板に付いてきた。内枠も絶好で、スムーズに立ち回ることができれば上位争いの一角になる。
☆5 ベラジオドリーム(牡、諏訪貴正厩舎)は笠松・ぎふ清流カップ2着から中1週になりローテーションは厳しいが、疲れはなく順調に調整されている。距離は1400メートル以下がベストでスタミナ勝負になると分が悪いが、持ち前のスピードを生かして積極的な競馬をしたい。
△4 セッティングサン(牡、柏原誠路厩舎)はトライアルを勝利して本番に駒を進めた。それまでは出遅れることが多かったが、好発を決めて2番手から鋭く突き抜けた。今回も内でもまれないようなかたちで運べるかどうか。吉原寛人騎手を鞍上に迎えて怖い1頭になる。
△9 ラピドフィオーレ(牡、田中範雄厩舎)は兵庫ジュベナイルカップの勝ち馬。乗り難しいタイプで短距離がベストのようだが、母は18年の兵庫クイーンカップを勝ったナナヨンハーバーで長い距離に対応できる血統である。たたき2走目でさらに気配は上向いており、軽視できない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)