岩手
2025年06月29日
ヒロシクン連覇へ「一條記念みちのく大賞典」(水沢競馬)
29日(日)の水沢競馬メイン第12レースは「第53回一條記念みちのく大賞典」(水沢競馬場2000メートル)。
◎5 ヒロシクン(セン6、佐藤雅彦厩舎)は赤松杯、シアンモア記念を連勝。岩手年度代表馬フジユージーンを2着に退け、トップに君臨しました。昨年、中央1勝クラスから転入後、B級戦で3連勝。続いて一條記念みちのく大賞典へ挑戦して逃げ切りを決めて快勝。重賞初挑戦で古馬伝統の一戦を制しました。今年は迎え撃つ立場ですが、勝負づけが済んだメンバー構成。2連覇に王手をかけました。
○3 サクラトップキッド(牡4、伊藤和忍厩舎)はフジユージーンに次ぐ4歳世代ナンバー2。昨年は3歳重賞・やまびこ賞、北上川大賞典を制し、ステイヤーぶりを如何なく発揮しました。桐花賞0秒4差5着後、遠野馬の里で休養。春は適距離の重賞がなく、あすなろ賞から始動。5カ月ぶりの実戦を問題にせず3着を確保しました。ひと叩きされて一條記念みちのく大賞典は予定どおりのステップです。
▲9 ミニアチュール(牝5、佐藤祐司厩舎)は当初2戦は伸びを欠きましたが、シアンモア記念3着、あすなろ賞2着で上昇ムードは明らか。距離対応も問題なく、首位争い必至。
△4 ライアン(牡6、佐藤浩一厩舎)は昨年、芝からダート変更となった地方全国交流・せきれい賞、そして桐花賞と重賞2勝。軽い馬場になれば怖い存在です。
△1 ノーブルサターン(牡11、板垣吉則厩舎)は一昨年の桐花賞以降は白星から遠ざかっていますが、水沢2000メートルは2勝、3着1回と得意です。
△8 リケアカプチーノ(牡3、菅原勲厩舎)は移籍2戦目の東北優駿を圧勝。今回は古馬オープンが相手ですが、距離歓迎。
(文/松尾康司)