金沢
2025年07月07日
石川優駿3着タルバンが古馬初挑戦(金沢競馬)
今週の金沢競馬は月、火曜日の2日間開催になります。7日(月)の第8レースのB2級六組(金沢競馬場1400メートル)では、話題の3歳馬が初めての古馬勢相手にどんなレースを演じるのか注目を集めます。
◎5 タルバン(牡3、加藤和宏厩舎)は金沢3歳一冠目の北日本新聞杯(1700メートル)では7着に敗れましたが、二冠目の石川優駿(2000メートル)では直線しぶとく脚を伸ばして3着と健闘しました。出ムチを入れて先手を争った北日本新聞杯とは一変して、石川優駿は先団を見ながら5、6番手に控える位置取りになりましたが、勝負どころから追い通しの手応えながらも直線バテずに伸びてきたことから、現状では差し脚を生かすレース運びの方が良さそうです。今回は1400メートルに距離が短縮されますが金沢では3戦3勝と負け知らずで、古馬B2級相手でも、逃げた馬を前に見ながら好位をキープできれば、直線抜け出しが図れます。
○3 ナイトアウェイ(セン4、加藤和宏厩舎)は中央未勝利から転入してきた当初はイレ込みがひどくて持ち前のスピードが発揮できないレースが続いていましたが、金沢の水に慣れて落ち着いてからは5戦連続で馬券圏を外さない走りを続けています。タルバンと併せた直前の追い切りでもヒケをとらない動きを見せており、逃げた馬を内からかわして直線押し切った前走C1級七組(1400メートル)の勝ちっぷりの良さから、B級に入っても好勝負できそうです。
▲8 ガンジャクィーン(牝4、中川雅之厩舎)はB級入りとなった前走のB2級五組(1500メートル)で5着でしたが、3着争いには加わって自分の走りはできていました。連対実績が多い1400メートルに距離が短くなるのは歓迎で、前走のような抜けた存在が見当たらない今回は本来の逃げるレースが可能。スタートから積極的に運んで前残りを図ります。
△4 ビナダラット(牝5、加藤和宏厩舎)も今季は開幕戦から3着以内を外さない走りが続いています。一気にB2級へクラスが上がったのは不利ですが、直線内を突いて先頭へ抜け出した前走C2級一組(1500メートル)の再現ができれば上位争いに加われそうです。
△2 ユーバーウィンデン(牡5、佐藤茂厩舎)もB2級入りしてから着外が続いていますが、走破時計は詰めています。1400メートル戦なら思い切って先行するレースも可能なだけに、変わり身に警戒したいところ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)