名古屋
2025年07月18日
トゥーナフォーティの勢いを信頼「けやき杯」(名古屋競馬)
7月18日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「けやき杯」(3歳オープン、名古屋競馬場1700メートル)。
東海優駿馬サンヨウテイオウをはじめ、3歳世代のトップクラスは不在。しかし秋シーンを見据える好素材たちがスタンバイする。
激戦Vバトルだが、特別戦3連勝と軌道に乗ってきた◎4 トゥーナフォーティ(牡、今津博之厩舎)の勢いに魅力を感じる。今春復帰後、使われるたびに調子を上げ、近3戦はいずれも2着馬に明確な着差をつける快速逃げ切りでアピールする。スタートに二の脚が速く、すんなり先行態勢が築ける。しかも末の粘りもしっかりとあれば好結果は当然。「まだ体がしっかりしていないところがあるが、いいものを持っている。1700メートル戦ぐらいが一番いい」と今津調教師。相手強化の一戦で同タイプの先行ライバルは多いが、注文通り主導権を握って蓄えた力を見せたい。
実績上位は東海優駿で入着を果たした2頭。
○1 エレインアスティ(牝、今津博之厩舎)はネクストスター名古屋を快勝した名古屋2歳チャンピオン。東海優駿5着は早めに先頭に立って勝ちに行くレースが失速につながったとも分析できる。距離短縮はプラス材料で反撃に期待がかかる。
▲12 スターサンドビーチ(牡、笹野博司厩舎)は2走前の西日本交流重賞・西日本クラシックで後方から鋭く2着に追い込んだように、息の長い末脚自慢。直線勝負に持ち込んで打倒・今津博之厩舎勢を狙う。
一発をうかがうのは△3 セットクルール(牝、川西毅厩舎)。新馬戦から3連勝で準重賞・梅桜賞を仕留めたセンス馬。ひと息入れた約3カ月ぶりの実戦だが好追い切りを披露した。リフレッシュ効果のいきなり劇に警戒が必要。
(文/中部地方競馬記者クラブ)