兵庫
2025年07月18日
連勝を狙うキングレジェンドが中心「報知澪標特別」(園田競馬)
18日(金)の園田競馬メイン第11レースに「報知澪標特別」(A1、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎5 キングレジェンド(セン6、尾林幸二厩舎)は前走が初めてのA1勝利。好位2番手から押し切る内容で、充実ぶりがうかがえた。春は1400メートルでも走っていたが、スタミナを生かせる中距離の方がこの馬には向いている印象がある。夏場が得意なタイプではないが、中間はしっかり乗り込まれており仕上がりは上々。連勝を期待したい。
○10 サンライズホープ(牡8、柏原誠路厩舎)は六甲盃で積極的に先行して4着だった。マルカイグアスにかわされてからもしぶとく粘り込んで、2着とは0秒1差。前走と同じように先行策からの早めスパートを狙ってくるだろうが、重賞級の馬が不在のここなら昨年12月以来の勝利も見えてくる。
▲9 フラフ(牡5、松浦聡志厩舎)は六甲盃では痛恨の出遅れがあり6着に敗れた。道中はうまく脚がたまらずに末脚不発だったが、好位から運ぶことができれば本来の勝負根性を見せてくれるだろう。主戦で、調教から手綱を取る下原理騎手に戻って巻き返しといきたい。
☆12 セイルオンセイラー(セン6、田中一巧厩舎)は名古屋所属時に重賞3勝。1400、1600、1800メートルと違う距離で勝利しており、距離の長短は問わないようだ。転入前には坂路でしっかり乗り込まれており、直前の能力検査では馬なりのまま1400メートル1分32秒台で走っている。理想はひとたたきしてからになりそうだが、転入初戦から底力を警戒したい。
△1 テーオーターナー(セン7、盛本信春厩舎)はムラっぽいところがあるが、前走の六甲盃では好位の内をうまく立ち回って2着とは接戦の5着だった。今回も内枠を引いており、前走と同じ作戦に出るだろう。
△6 ベストオブラック(牡7、柏原誠路厩舎)は夏場に強いタイプではないが、末脚の安定感は抜群。年齢を重ねて少し勝ちみに遅くなってきたが、今回も展開次第では一発を狙える。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)