兵庫
2025年09月12日
1230m無敗馬対決はスマートセプターが本命「秋涼特別」(園田競馬)
12日(金)の園田競馬メイン第11レースに「秋涼特別」(A1A2、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎3 スマートセプター(牡6、永島太郎厩舎)は初めての820メートルだった園田FCスプリントでは2着に敗れて重賞初制覇とはならなかったが、1230メートルでは6戦6勝と負け知らず。今回は約3カ月ぶりで少し馬体が小さく映るという陣営の話だが、実戦に強いタイプでもありそこまで心配しなくて良さそう。外のミルトプライムがどこまで突っ張ってくるかどうかが鍵になるが、ここは力の違いを示したい。
○4 サイレンスタイム(牡5、柏原誠路厩舎)も1230メートルでは4戦4勝。1400メートルではどうしても直線でダラッとしてしまう印象だが、この距離なら切れ味が違う。スマートセプターがミルトプライムと激しくやり合う展開になると逆転を狙えそうだ。
▲7 ミルトプライム(牡5、保利良平厩舎)は5連勝中で、今回が初めてのA1A2混合への出走になる。これまでは道悪でスピードを発揮するタイプと思われていたが、近走は良馬場でも結果を出しており、着実に力を付けてきている。2走前には1分17秒台で走っており、時計面でも遜色なさそう。同型のスマートセプターは強力だが、55キロの軽量を生かして逆転を狙う。
☆6 ナリタシン(牡5、坂本和也厩舎)の前走は高知の3頭に先着されて4着だったが、直線では内に進路を取らざるをえない展開になり、末脚が不発になってしまった。今回は外枠で2走前のように前が止まる展開になれば浮上する。
△2 ドンフクリン(牡6、田中一巧厩舎)は年齢を重ねて以前ほどの切れ味が見られない印象だが、それでも兵庫では掲示板を外しておらず、末脚の安定感は評価できる。杉浦健太騎手との初コンビで巻き返しを誓う。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)